2024.09.26更新
会社社会のエリートとはどんな人か? エリートの中身を紐解かない限り、エリートに対抗できない。エリート社員の正体を暴いていこう。
1.場を仕切るような存在感がある
「仕切る」ということは、物事の中心的役割を果たすということだ。
中心的役割を果たすということは、目立つ存在だということである。
この存在感に私たちは気おくれし、目がくらむのだ。
2.部署間の調整を行い、会社の運営に深く関わっている
エリートたち同士で、電話し合ったり、打ち合わせする姿をよく見ないだろうか?
彼らが連れ立って飲みに行く姿を見かけないだろうか。
それには理由がある。彼らは部署間の調整を行っているのだ。
部門間の利害対立では、それぞれの主張はその立場において正論であることが多い。
そんな状況において調整を可能にするのは、どちらか、あるいは双方が譲歩することしかない。
それゆえ、双方、譲れないものと、譲歩できるものを話し合うのではないだろうか。
そのために打ち合わせを重ねるのではないだろうか。
また、会社が置かれている環境についての情報交換や、非公式の場で本音を引き出すことも必要となる。
そのために、ときには飲みに行くのではないだろうか。
そして情報を与えられれば、情報を返し、相手が譲歩した場合は、こちらも譲歩するといったことが繰り返されている。
エリートたちは返報性で支え合っているのだ。
3.独特の表現力をもっている
エリートたちの表現は、いくら話し方、伝え方の本を読んでも出てこない。
彼らが打ち合わせや調整、コミュニケーションを重ねた結果、生まれた言葉であり、彼らだけで共有しているからだ。
4.結果よりアイデアを重視する
エリートたちは「私たち」という意識が強い。
その意識は、部署を代表する人たちが集まり、日々打ち合わせや懇親を重ね、同じ時を送っているだけに強固だ。
そして、「私たち」を意識することが、他者排除につながっている。
彼らにとって重要なことは、「私たちという意識」であり、その結果、結果よりアイデアを重視する。
5.エリート社員に対抗するには
コロナがエリートたちを直撃した。
彼らの活動フィールドである打ち合わせや情報交換の場が激減した。
また、彼らには互いの本音を探り合ったり、情報を交換し合う非公式の場が必要だったが、飲み会も自粛せざるを得なくなった。
彼らが存在感を発揮するリアル会議も減ってしまった。
追い討ちをかけたのが、「結果を評価する」という社会風潮だ。
コロナ後、企業が生き抜くには結果が必要だということが、改めてわかったからだ。
もともと彼らは「本籍○○部、本業は調整」といったような人たちだった。
彼らを見て、いったい、どこの部署の人かわからないような感覚になったのも、そのせいだ。ここに不満もあった。
彼らの関心は、打ち合わせや調整にあり、本籍での仕事にはなかった。
打ち合わせや調整で高い評価を得られるならば、本籍での仕事にしゃかりきになる必要がなかったからだ。
つまり、彼らは実体を作り出す人たちではないことが、浮き彫りになったということだ。
ということは、実体を作り出す存在感でエリートを圧倒するのだ。
綾小路 亜也
下記に本の要約記事を掲載しておきました。
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