2020.12.18更新
いつか、どこかで、「ハンコは氏名にかぶせて押した方がいい」と教えてもらったことがなかっただろうか?
そんなことが頭に入っているから、こわごわとハンコを押す。
こわごわと押された印は、見たほうはすぐにわかる。
ハンコを氏名にかぶせて押すべきかどうかは、ビジネスの場で、語られないことはない永遠のテーマになっている。
ここは、ストレート勝負で行こう。
ハンコを氏名にかぶせて押すかどうかは、場合によって異なる。
まず、印鑑証明が必要な書類に押す場合
この場合は、印を名前やその他の文字にかぶせてはいけない。
それは、せっかく印鑑証明を取ったのに、印が名前にかぶっていると、印鑑証明と印影が照合できないからである。
次は、印鑑証明が必要でない書類に押す場合
ここは2つのケースに分かれる。
ケース1は、実印や銀行印を、他の用途で、押すとき。
つまり認印代わりに使用する場合だ。
こんなときは、氏名にかぶせて押したほうがよい。
その理由は、印影がはっきり見えると、重要な実印や銀行印の印影を写し取られる可能性があるからだ。
偽造防止ということになる。
ただ、実印や銀行印を認印代わりに使っていること自体、大きな問題がある。
ケース2は、認印をまさに認印として使用する場合
こんな場合は、氏名のすぐ横にハンコを押せばいい。
つまり、よほど重要な認印でない限り、氏名にかぶせる必要はない。
ハンコを氏名にかぶせて押した方がいいのかという問題は、もっぱら偽造リスク防止の話だったのだ。
なお、ハンコを氏名にかぶせないで押す場合も、意外にどこに押せばよいか迷う。
そんなときは、「記名押印」=「署名」という原則を思い起こしてもらいたい。
(記事「『記名押印』=『署名』だからハンコを押す意味がある」
https://shinyuri-souken.com/?p=36210 を参考にしてもらいたい)
記名と押印が一緒になって意思を示していることを忘れなければ答えは出る。
印が氏名と離れていると、印と氏名が一体になって意思を示していない。
結論を言えば、氏名のすぐ横に押せばいい。
これで、長年の疑問、モヤモヤが晴れたのではないだろうか?
『印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方』 より
綾小路亜也
あなたはハンコを押すとき、一瞬、氏名にかぶせて押した方がいいか迷うはずだ
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印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方
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