2024.09.17更新
書類を提出する時、よい言葉が浮かびません。「ご覧ください」「提出します」ではどこか変です。「ご確認、お願いします」と一言添えたらどうでしょう?
この言葉は、上司にハンコをもらう時も使えます。
そもそも上司に書類を渡す目的は何でしょう?
上司に書類の内容を確認してもらうためではないでしょうか。
この「確認」という言葉はさまざまな書類に使えます。
上司に渡す書類はさまざまです。
旅費精算書や、出張報告書もあれば、取引先への提案書、社内への報告書もあります。
旅費精算書や出張報告書を渡す時、「ご覧ください」「提出します」でも構いませんが、どこか大げさです。
それよりは、「確認、お願いします」の方がサラリとしています。
一方、取引先への提案書、社内への報告書は、書類の中身が重要です。
だから、「確認、お願いします」なのです。
つまり、「確認、お願いします」は軽い書類、重たい書類、どちらにも使えるということです。
書類を渡すは、中身を確認してもらいたいこと
そんなことを考えると、上司にハンコをもらう言い方も見えてきます。
「ハンコをもらう」というと、もっぱら承認をもらうことに視点が向きますが、
本質は、書類の中身を確認してもらうことです。
確認の結果、OKならば、ハンコをもらえるということです。
だから、上司にハンコをもらうときの言い方も、「ご確認、お願いします」がよいのです。
かつてネット上で炎上した「ハンコのお辞儀押し」は、
ハンコをもらうことのみに重点が置かれ、書類を確認してもらうという趣旨がすっぽり抜け落ちた内容だったと言えます。
書類は、相手が読める方向に、両手で渡すのがマナーです。
その際、「ご確認、お願いします」とひと声添えると、スムーズに渡せます。
綾小路 亜也
「ハンコのお辞儀押し」の問題については、
『印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方』で述べていますので、参考にしてください。
書類提出の本質は、内容を確認してもらうこと
関連記事:上司に印鑑をもらう時は?
ビジネスマンのハンコの押し方・持ち方
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