面談中のメモは最小限に? ー 面談の目的は

2023.06.05更新

 

タイトルを見て「えっ?」と驚いたはずだ。

あなたは社内外を問わず、面談しているときは、手帳に相手の話をできる限り書いているからだ。

そのよう教わった気もする。

また、それが相手へのマナーとも思っている。

 

 

サラリーマン社会には、あなたのような人は多い。

 

そんな人は面談中に、音が聞こえるくらいにメモを取りまくる。

 

たしかに、サラリーマン社会では、会議中に「なぜ、人の話をノートに取らないんだ?」と怒る上司がいる。

 

あるビジネス書にも、ビジネスコンサルタントからメモを取らないことを叱られ、ご丁寧にもノートを渡される若手社員の話が載っていた。

 

 

そんなことから、面談中にメモを取ることと、会議や打ち合わせでメモを取ることが、こんがらがっていないだろうか?

 

 

会議や打ち合わせの際にメモを取ることとこんがらがっていないか

 

面談中にメモを取りまくると、どういうことになるのだろう?

 

相手に対して失礼ではないだろうか。

それは、相手の顔も見ずに、ひたすらメモを取りつづける光景を考えてみればわかる。

 

次に、いかにも、わざとらしく映らないだろうか。

相手は「あなたの話を寸分漏らさず、書き取りますよ」といったわざとらしさ感を持つかもしれない。

 

私もメモを取りまくる人を見てきた。

社内ならまだしも、得意先との面談中に、メモを取りまくられると、同席者として本当に恥ずかしい気持ちになった。

これでは取材だ。

 

そしてメモを取りまくる人の思惑とは逆に、相手から好印象は持たれないだろう。

 

 

そもそも、面談とは何だろう?

人と会って話すということだ。

そこには人の表情がある。

感情がある。

 

言葉だけではなく、その人の全身からにじみ出ているものがメッセージなのだ。

それを、その人が話す言葉をひたすら書き取っていては、人と会っている意味は薄れる。

 

面談のなかでメモを取るときは、メモを取る必要が生じたときと、考えればよいかもしれない。

 

 

そもそも面談とは何か?

 

会議や打ち合わせの場合でも同じことが言える。

 

何のために、人が集まっているかだ。

話している人の言葉のニュアンス、語気、表情、感情を体で感じ取れるから集まっているのである。

そして人は体感したものから、会議の要点、目的、重要なことを知る。

 

ひたすら、下を向いてノートに書き取っていては、会議に参加している意味は薄れる。

 

 

なぜ会議をするのか?

 

竹田恒泰氏は講演では一切、資料やレジュメを配布したり、映像やパワーポイントなどは使用しないと言う。

 

せっかくの講演会ですから、生身の人間が身振り手振り、表情、声の強弱を駆使して話すのを直接見聞きしてもらったほうが、聴衆にとっても価値があるはずです。

 

と、著書日本人が一生使える勉強法のなかで述べている。

 

 

ポイント

①面談とは何かということを考える。言葉だけではないはずだ。相手の全身からにじみ出ているものがメッセージである。

 

②会議でも同じことが言える。メモを取りまくると会議に参加している意味がなくなる。集中力も欠けてくる。

 

③世の中で言われていることを十分に咀嚼し、現実の世界にあてはめてみることが必要である。

 

 

メモを取るとき、視線はどこに?

 

 

 

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