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お詫び訪問では、出されたお茶を飲まない?

2026.04.03更新
お詫び訪問では、出されたお茶を飲んでよいか迷うはずです。ビジネスマナーで迷ったときにはコツがあります。

自分がいる光景を、映画のようにカメラのレンズを引いて見ることです。
すると、その場にいる自分が見えてきます。
その場にいる自分が見えてくると、お詫びで訪問したのに、お茶を飲む姿はおかしいことに気づきます。
お詫び訪問の際に出されたお茶について、場面を再現しながら考えていきましょう。
お客さまが企業だったときは、たいてい応接室に案内されます。
こんなときは、待たされるものです。
しばらくして、お客さまが現れます。
そのとき、お茶が減っていると、すぐにお客さまの目にとまるはずです。
飲むために出されたお茶なのに不思議な話ですが、ここは理屈の世界ではありません。
お客さまは減ったお茶を見て、「神妙な顔をしているが、きっと違うことを考えていたのだろう」と想像するかもしれません。
このことは当たっています。
お詫びのことだけを考えていたならば、お茶に手をつけることなどないからです。
お客さまは応接間に入った瞬間に、目で真実を悟ってしまうのです。

お客さまが席につくと、お詫びを申し上げる場面となります。
なぜこのようなことが起きてしまったのか、原因を話し、対応策をお話しします。
この時点では、お客さまは納得していませんから、色々な質問が出ます。
質問に答えると、またお客さまから質問が出ます。
その繰り返しです。
こうした時間は、自然に長くなります。
そのとき、話の合間についお茶に手を出したとしましょう。
ここもカメラのレンズを引いて見てみましょう。
第三者がその光景を見たならば、それはお詫びの光景ではなく、なにか説明している光景に見えるはずです。

ビジネスマナーの本には、お詫びする際のスキルがいっぱい書かれています。
そんなスキルも大事かもしれませんが、問題はそのスキルがその場の雰囲気、光景に合っているかということです。
ビジネスでの失敗は、たいがいその場の雰囲気、光景に合っていないとき、起きます。
典型例は、お詫び訪問で派手な色のネクタイやシャツなどを身につけている人です。
その人たちは、人の目、その場の光景といったものを考えていません。
目から入る情報を軽視していのです。
目から入る情報を軽視しているということは、お詫びする気持ちなどないということです。
それでは、お客さまから、お茶を強くすすめられたときはどうすればよいでしょう?
「お茶をいただく立場にないのですが」とひと言述べ、お茶をいただいたほうが良いと思います。
目的はお詫びですから、ここで押し問答することも、またおかしいのです。
自分の姿をカメラのレンズを引くように、俯瞰してイメージできるか否かで、出世の道が分かれます。
綾小路 亜也
お詫び訪問でお茶を飲む光景はおかしい から

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