記事(ブログ)
ビジネスマン・ビジネスウーマンに役立つ内容を紹介しています
「終わりよければすべてよし」になるには、何が必要か?

2026.04.18更新
誰しも「取り返しがつかない失敗をした」という経験を持っています。そんな時、大事なことは「終わりよければすべてよし」の世界に持っていくことです。

サラリーマン社会では、事態の終わり方がとても大事なのです。
そのためには、何が必要でしょう?
書類を紛失した。
重要な手続きを失念した。
会場の手配を忘れてしまった。
大きな契約を落とした。
重要得意先を怒らせた。
そんなときは、夜も眠れず、悶々とします。
しかし、「取り返しのつかない失敗をしてしまった」と思った場合でも、みんなにオープンにし、事態の収拾を図れば、「取り返しのつかないこと」になることは滅多にありません。
ただし、そのためには一つだけ条件があります。
自らも、収拾に向け、死に物狂いで頑張るということです。
起きてしまったことは仕方がありません。
重要なことは、そこから、どれだけ頑張れるかということです。
窮地で必死に頑張れば、事態は収まるところに収まります。

サラリーマン社会には不思議な現象があります。
大失敗をし、最悪の事態を防ごうと必死に頑張り、収まるところまでこぎつけた人は、かえって評価が高くなるということです。
事態がひと段落したあとで、会社の上層部や上司はこんな言葉を交わします。
「あいつ、よく頑張ったな」
「ええ、本当によく持ちこたえてくれました。あいつの知らない一面を見たような気がします」
大失敗をした人の必死の頑張りが、会社上層部の頭に焼き付くのです。
「粘りのある人物」としてインプットされます。
その結果、抜擢されることさえあるのです。
実際、会社の上層部の人には、絶体絶命のピンチを経験し、そこでの頑張りが評価された人が多くいます。
このことは、日本掲示新聞の「私の履歴書」を読むと、わかります。
大会社のトップを経験した人は、よく自分が引き起こしてしまった失敗や絶対絶命とも呼べるピンチを書いているからです。
そんなピンチを克服したために、その人は評価され、トップに上り詰めたのかもしれません。
障害を乗り越えた人は出世する?

みなさんに考えてもらいたいことがあります。
「取り返しのつかない」と思われる失敗例を挙げましたが、上手くカバーしたとしても、元の状態に戻ることはないということです。
重要な書類を紛失したり、手続きを忘れた場合、カバーに全力をあげても、企業にとってはやはりダメージが残ります。信用も失われるでしょう。
会場の手配を忘れた場合も、その後にいくらみんなで手分けして会場を手配したとしても、当初イメージした会場よりは、きっと劣るでしょう。
大きな契約を落としてしまった場合も、落としてしまった契約は俄かに戻ることはありません。
たとえ取り返したとしても、たいがいは落としてしまった額よりはかなり少額であり、落としてしまった額を上回ることはないでしょう。
大きな取引先のトップを怒らしてしまった場合も、俄かに機嫌が直るということも考えにくいことです。
つまり、今までの議論に水をさすようですが、必死の頑張りや取り返しは、受けたダメージに比べればかなり小さなものだということです。
にもかかわらず、なぜ、そんな頑張りが評価されるのでしょう?
それは、サラリーマン社会は共同社会だからです。
見えなかった共同社会としての側面が顔を出すのです。
先ほど述べた「取り返しのつかない失敗」例は、多くの場合、みんなと利害が一致することなのです。
だから、失敗をしてしまった場合には、オープンにする必要があります。
実際、こうした場合は、あなたの周りの人は手を貸してくれるでしょう。
だから、自らも頑張らなくてはならないのです。
そして、最悪の事態を防げたとき、組織には安堵感が漂います。
それは組織全体で最悪の事態を防げたことを意味しているからです。
共通の安堵感が次に向かうものは、最悪の事態を防いだ人への評価です。
サラリーマン社会は利害一致の共同体

詰まるところ、サラリーマン社会は、事態の終わり方が極めて重要だということになります。
「論点」は、失った内容より、事態の終わり方に向かうことが多いのです。
そう、サラリーマン社会は、「終わりよければすべてよし」の色彩が強い社会なのです。
最後に、「取り返しのつかない」ことになることは滅多にないと述べてきましたが、一つだけ「取り返しのつかないこと」になるものがあります。
健康です。
健康を第一に考えてください。
綾小路 亜也
ポイント
①サラリーマン生活では「とんでもない失敗をしてしまった」と思った場合でも、事態をオープンにし収拾を図れば、取り返しがつかなくなることは滅多にない。
②そのためには、一つだけ条件がある。それは、自分自身も死に物狂いで頑張るということだ。
③不思議なことに、失敗をした人でも、窮地での頑張りによりかえって評価されることがある。
④サラリーマン社会は、事態の終わり方が極めて重要だ。

関連記事:助けてもらえるには、何が必要か?
出世は「構え方」で決まります
◆新百合ヶ丘総合研究所の出世四部作
こっそり読まれ続けています
ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!
出世するビジネスマナー
「出世しぐさ」のすすめ
※「出世しぐさ」は商標登録されました。
エリートの弱点を突く!
エリート社員に打ち勝つ! あなただけの出世術
新しい出世術
コロナ後の「たった一つの出世の掟」
◆新百合ヶ丘総合研究所のキャリアアップを実現する本のシリーズ
印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方
◆メルマガ「出世塾」の情報
(まずは発刊内容をご欄ください)
https://shinyuri-souken.com/?p=28756
◆キャリア理論の本紹介
https://shinyuri-souken.com/?page_id=41933




