ポストを狙う!

ポストを狙う、ポストを射止めるということはどういうことなのか、一緒に考えてみよう。
このことがわかると、ポストのほうからあなたに近づくはずである。

 

ポストの狙い方には2つのパターンがある。
一つは、部長なら支店長ならどこでもいいという狙い方だ。
もう一つは、特定の部署のポストを狙う場合である。
狙い方は違うが、ポストを得た場合のことを考えると、結果として、ある特定のポストに就いたということでは一緒である。
この「特定のポスト」というところに着目すると、ポストを狙う、ポストを射止めるということはどういうことなのか見えてくる。

 

会社や組織は昇進候補者とポストをマッチングし検討したうえで、昇進を決定している。
昇進は「特定のポスト」で決定されているというところがミソである。
このことは、特定のポストとうまくマッチングできた人が昇進をものにしていることを意味している。
だが、人はこのことを忘れがちだ。

 

もう少し、掘り下げて考えてみよう。
会社や組織は成果を上げた人をやはり昇進させたいと思う。しかし、成果を上げたという事実だけでは、ポストとうまくマッチングできないのである。
会社や組織が知りたいのは、どのように成果を上げたかということである。
どのように成果を上げたということが、ポストとのマッチングポイントになるからだ。

 

たとえば、徹底的に目標を追いかけた結果、成果を上げたのか、部下をグイグイと引っ張った結果、成果を上げたのか、組織の人材をうまく活用した結果、成果を上げたのか、生産性を上げて成果を出したのか、などを知りたいのである。
それは、会社や組織は、目標指向が弱い部署にはチャレンジ力が強いリーダーを、職場の一体感がない部署には統率力のあるリーダーを、人材が不足している部署には人材を活用できるリーダーを、異常残業職場で職員が疲弊している部署には生産性を考えるリーダーを当てたいからである。

 

つまり、一生懸命頑張り成果を上げるということは大事なことではあるが、昇進候補者の姿が浮かび上がってこないと、ポストとマッチングしづらいのだ。
あなたがポストを狙うならば、「どのように成果を上げたのか」を会社や上司にアピールしてもらいたい。
すなわち、会社や組織に対して、マッチングしやすい材料を提供してもらいたいのだ。
アピールする場は、あなた自身に考えてもらいたいが、目標チャレンジシートのほか、上司、会社との会話の場、成果を上げているからインタビュー、意見交換の場、経験発表会の場などがきっとあるはずだ。

 

 

会社や組織の要望がより明らかなのは、専門部署である。
先に述べた特定のポストを狙う人の多くは、自分のキャリアから、商品企画、品質管理、業務、経理、海外部門などの専門部署のポストを狙っているのではないだろうか。
その際、自分がいかにそのポストの要件を充たしているかアピールするわけだが、ライバルは必ずいる。ライバルもまた専門性をアピールしていることを忘れてはならない。
そんなとき、会社や組織はより要件を充たすのはどちらか比較検討するから、なかなかの激戦となる。

 

こうした激戦の場となったとき、なにか打つ手はないのだろうか?
そのときは、ポストを取り巻く環境の変化を少しでも予測してもらいたい。
このことは組織心理学で著名なシャイン博士の『キャリア・サバイバル』からヒントを得たものである。
組織と個人の要望は環境の変化により変わるからである。
現在のポストで候補者が並んだ場合、会社や組織は判定をつけにくい。しかし、そのポストの将来像を少しでもにおわす人がいれば、その人に選考は傾くはずである。

 

このことは歴史が証明している。
かなり前は、語学力に長けた人が注目された。その次に、外資系コンサルの影響もあってか、ロジカルシンキングができる人が注目され、そして情報リテラシーがある人が注目された。
つまり、注目された人は、組織の要望をほんの少しだけ先取りしていたことになる。
もし、あなたが専門部署のポストを狙うなら、その部署は環境の変化とともに、今後どのように変化し、どのような能力が必要になってくるのか考えてもらいたい。そして、会社や上司に、部署の将来像、その際に必要となる能力に言及し、自分が持っているものをアピールするのだ。そうすれば他の候補者より首一つ出るはずである。

 

それでは、部長や支店長などのポストを狙う人、専門部署のポストを狙う人に共通する会社や組織の要望は何だろうか?
あなたにはこれから社会一般に起きることを予想してもらいたい。
職場には、ますます多様な人材が配置されていくのではないだろうか。
さまざまな職種の人、勤務形態や勤務時間の異なる人……。
そして、これらの人によって組織は運営されていくのである。
ということは、今後、会社や組織は、誰とも会話でき、コミュニケーションをとれる人、相互に依存していることを自覚できる人を必要とするのではないだろうか。
あなたには、どのように成果を上げたのかに加え、このようなこともアピール項目の一つに足してもらいたい。
このことが決め手の一つになる。

 

 

 

 

 

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2019年11月9日 | カテゴリー : 出世する人 | 投稿者 : ayanokouji