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カチンとくる言葉は? :『言いかえ図鑑』から

2026.09.29更新

 

言われてカチンとくる言葉ってないですか。言葉の背後にあるものにカチンとくるのです。

あなたもこのような言葉を発していないか、注意する必要がありそうです。

 

『言いかえ図鑑』は挨拶・社交辞令~マイナス意見に至るまで、「よけいなひと言」と「好かれるひとこと」を、じつに120例掲載しています。

加えて、子育てにおける「よけいなひと言」と「伸びるひと言」、ハラスメントになりやすいNGワードも紹介しています。

 

人間関係を良好にしたいと考えている人には、オススメの一冊です。

 

この本のなかから、私もカチンときた4つの言葉を取りあげたいと思います。
きっと、あなたもカチンときた言葉です。

 

✕ 勉強になりました

○ クレーム対応の話が特に参考になりました

 

「勉強になりました」は不思議な言葉です。

ビジネスマナーの本などでは推奨されている言葉ですが、ビジネスの実務に携わる人は「ん?」と思う言葉だからです。

 

ビジネスマナーの本に書かれていることと、実務感覚とはズレがあるのです。

 

あなたは、なぜこの言葉が「ん?」なのか、わかっているはずです。

何が勉強になったか示されていないからです。

 

著者は「相手が一生懸命話してくれたことを、たった一言で簡単にまとめてしまうだけでは、相手をガッカリさせてしまうことも」と述べています。

 

そう、そのひと言で、体よく締めくくられたような印象を受けるのです。

 

この言葉で締めくくられると、「今まで私が話したことは何だったのか?」とバカにされたような感覚になる人も多いはずです。

 

「勉強になりました」を口癖にしている人は多くいます。

この言葉が好きだからであり、この言葉を言える自分も好きだからです。

しかし、この言葉をそう捉えない人が多いことに注意してください。

 

 

私が書いた下記記事も参考にしてください。

「勉強になります」を口癖にしている人。 嫌われているかも?

 

 

✕ 感心しました

○ 感銘を受けました

 

目上の人に「感心しました」と言っていないでしょうか?

 

「感心」はいい意味でも悪い意味でも使える言葉です。

 

この点について、著者は「いずれにしても、人がやったことついて良いか悪いかを『評価』している言葉ですから、目上の人には失礼にあたります」と述べています。

 

それでは、目上の人にはどのように言えばよいのでしょう?

本の記載例をご紹介します。

「先輩のお話しに感動しました」

「先生のお考えに感銘を受けました」

 

相手が社長や取引先の役員など尊重すべき立場の人には、

「敬服いたしました」

「感服いたしました」

 

という言葉を使っています。

 

 

 

✕ 先日もお伝えしましたが

○ 説明がわかりづらくて失礼しました

 

メールで問い合わせをしたとき、「先日もお伝えしましたが」という一文を目にしたとき、どう思うでしょう?

 

じつは、私も最近このようなメールをもらった一人です。

このようなメールをもらうと、ものすごく落ち込むのです。

 

著者が言うように「この前も言ったよね? わからなかったの? 確認してないの?」といった、メールの打ち手の無言の圧力を感じるからです。

 

言ってみれば、警告です。

 

おまけに、このようなメールをもらうと、「先日の件」「前回」を確認しなければなりません。

強迫観念にも似たような思いで、必死に、「先日の件」「前回」のメールを捜し、書かれていることを隅々まで読まなければならなくなります。

 

しかし、そもそも、なぜ問い合わせしたかといえば、「先日お伝えしたこと」がわかりにくかったからです。

私の場合もまさにそうだったのです。

 

そうしたことを考えれば、返信メールは「説明がわかりづらくて失礼しました」が冒頭に入り、そこから理解できるように説明し直すことが必要です。

 

 

✕ ご承知おきください

○ ご了承のほどお願い申し上げます

 

このことも、私が最近体験したことです。

ある問い合わせのメールを送ったところ、メールの最後のほうに「これ以上は料金が発生しますよ」という意味で、「ご承知おきください」と書かれていました。

 

この点について、著者は「この言葉には、『メールした内容はあらかじめよく理解しておいてください』『こちらが言ったことは了承したうえで今後の対応をしてください』と、一方的に要望を押しつけている高圧的なニュアンスがある」と述べています。

 

私の場合は、「そんなつもりで問い合わせたのではないが……」「そんなことはわかっているのに……」と呆然となる一方、メールの打ち手は「ご承知おきください」という言葉を使うことにより、釘を刺していると感じました。

 

「ご承知おきください」は一見、丁寧な言葉のように見えますが、よく考えると、一方的な宣告なので注意する必要があるのです。

 

 

 

「言い方」「話し方」「伝え方」の本は裾野が広く、ビジネスマナー講師などさまざまな人が書いています。

この本はカウンセラーの方が書いたということに大きな特徴があります。

 

著者は一般社団法人日本メンタルヘルス支援機構代表理事であるとともに、産業カウンセラー、キャリアコンサルティング技能士の資格をもつコミュニケーション・ハラスメント・メンタルヘルスの専門家です。

本を読み進めていくと、そのことがよくわかります。

 

いわば単なる言葉の言いかえ、置きかえではなく、現場体験をベースに、シッカリとした理論の下に書かれているということです。

それゆえ、その言葉を人はどう受け取るのか、なぜ、その言葉をつかわない方がよいのか、その言葉の裏に潜むものなどがシッカリ書かれています。

 

この本を、人間関係改善のスキルが書かれている本とも言えるのです。

綾小路 亜也

 

 

『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』

 

 

◆新百合ヶ丘総合研究所のキャリアアップを実現する本のシリーズ

 

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ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!

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