2024.11.15更新
同期が出世すると、「なんであいつが出世するのか」と素直に喜べません。「なんであいつが」と思うのは、自分の方が優秀と考えているからです。
なんであいつが?
しかし出世は「優秀さ」では決まりません。
ここに出世のヒントがあります。
出世した同期にはどんな特徴があったのでしょう?
その理由を、自分の頭で考えてください。
出世した同期と就いたポストを結びつけて考えるのです。
このことが出世へのヒントになります。
『コロナ後の「たった一つの出世の掟」』は次のように述べます。
もしかして、その人は
その部署に(の)
・過去に在籍したことはなかったか。
・関係する部署にいたことはなかったか。
・所在地近辺の出身者ではないか。
・必要とされる資格や適性、経験を持っていないか。
・妙にポストとフィーリングが合っていないか。
・現況を打ち破る性格の持ち主ではないか。
こんな具合に、ありとあらゆる可能性を考えてみるのです。
すると、いずれかに当てはまるはずです。
じつは、会社もいずれかの理由、あるいは理由の抱き合わせで、その人をその部署に就けています。
これがポストを与えるということです。
昇進させるということです。
つまり、その人はその部署の役職につく何らかの必然性を持っていたのです。
同期はポストにつく必然性を持っていたのか?
ところが、私たちはそうは考えてきませんでした。
あくまでも優秀さで勝負しようとしました。
ビジネス書もあの手この手で優秀な人になる技を紹介してきました。
だから、自分の方が優っていると思えると「なんでアイツが」となるのです。
たしかに、ポストに余裕があったときは、優秀ならばポストに就けました。
しかし、今はポストが減っています。
そんな時代に、優秀さで競い合っても、ポストにつくことは難しくなっているのです。
それに優秀さを判定することなど、本当にできるでしょうか?
今までの出世術は、優秀さを競おうとした
では、どうすればよいのでしょう?
ここで、昇進した同期と就いたポストを結びつけたことを振り返ってください。
結びつきが意味するものは何でしょう?
それは、そんな結びつきがあれば、結果を出せる可能性が高いということです。
そう、会社は結果を求めているのです。
しかも継続的な結果です。
この継続的な結果を出せるかどうかを基準に、
会社は昇進する人を決めています。
だから、出世に苦戦しているならば、
まず、自分の継続した結果が出ている領域を探し出し、それを自己申告書や上司との面談で表現することが必要になります。
それは職務でもよいし、地域でもかまいません。
このことがポストへの必然性につながります。
出世しやすくなるということです。
それが出世した同期に逆転する近道です。
綾小路 亜也
この記事は『コロナ後の「たった一つの出世の掟」』を要約したものです。
関連記事①:今、出世に対する考え方を見直す必要があります
関連記事②:出世で苦戦している人は優秀さを競おうとしています
関連記事③:継続的な結果の見つけ方は?
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