2024.10.03更新
「本当に仕事ができる人」とはどんな人だろうか? 後々「実は仕事ができる人」と気づかれる人ではないだろうか。忙しいのに忙しそうに見えないからだ。
黙々と仕事に向かい、忙しそうに振る舞うことなどない。
つまり「本当に仕事ができる人」は大変そうに見えない人なのだ。
本当に忙しい人は忙しいと言わないのかもしれない。
では、私たちは「本当に仕事ができる人」のことを、どのように認識するのだろうか?
ビジネスの世界では、頼まれた仕事をすぐにやってくれる人がいる。
頼んだ方は単純に「おっ、早いな」と思う。
また、頼んだことをすぐに報告してくれる人がいる。
頼んですぐの報告だから、その報告を熱心に聞く。
頼まれたことをすぐにやった人、報告が早い人自身には、別段「仕事ができる人」という意識はない。
仕事や報告を依頼した方も、「仕事ができる人」という意識をあまり持たない。
しかし、依頼のたびに、このようなことが続くと、
「仕事ができる」という言葉にはならないが、その人への評価が積み重なっていく。
職場にいる「本当に仕事ができる人」とは、こんな人ではないだろうか?
淡々と依頼に応え、忙しさなど口にしないのだ。
頼んだことをすぐにやってくれる人がいる
このことは、いくら自分で「仕事ができる人」になりたいと、さまざまな手段を講じても、決めるのは周囲の人だということを意味している。
また、人は「仕事ができる人」に思われたい人のことはすぐにわかってしまう。
策がミエミエだからだ。
また、妙に「忙しさ」を強調するからだ。
この人たちは「忙しそうな人」に見られたいのだ。
その人が実際に「仕事ができる人」ならば救われるが、そうでない場合は、「仕事ができる人と思われたい人」というレッテルを貼られてしまう。
そのレッテルは良い意味でないことは明らかだ。
「できる人」というと、こんな人を思い浮かべるが
そもそも、何のために「仕事ができる人」をめざすのだろうか?
それは周囲から「仕事ができる人」と思われたいからに違いない。
しかし、思われたいことと、実際に思われることは違う。
では、「本当に仕事ができる人」と思われるには、何が必要か?
それは、ひたすら周囲の期待、要望に応えることだ。
そのために、今の職務に全力を注ぐということである。
「本当に仕事ができる人」は「できる」と思われたくて、できる人になったわけではない。
ひたすら、今の仕事に取り組んだ人だ。
その結果、周囲から「仕事ができる人」と認められた人である。
すなわち、「本当に仕事ができる人」の特徴は、「できる」と思わせることなど、微塵も考えなかった人たちである。
綾小路 亜也
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(項目名:「できる社員」とはどういう社員なのか?)
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