ビジネスで「質問に答えられない人」の特徴は? ー 話をまとめようとする

2024.04.30更新

 

ビジネスで「質問に答えられない」というのは、ダイレクトに答えていない、質問されたこと以外を話してしまうことではないだろうか?

原因は、話をまとめようとするからだ。

 

ビジネスでは結論をきかれたときは結論を、根拠をきかれときは根拠を、事実をきかれたときは事実を答えなければならないのだ。

 

話をまとめようとするのは、話し方の本ブームと関係があるかもしれない。

考えなければならないことは、

実際の場で、そのように話すことが認められているかということだ。

 

伊藤羊一氏が書いた一分で話せ(SBクリエイティブ)には、

「結論」と「根拠」、「根拠」と「事実(たとえば)」が、

「~だから、~である」でつながっていることが必要と書かれている。

 

そのような構造をもつと、ロジカルな話となり、相手もわかりやすくなるということだ。

 

腹に落ちる説明である。

 

 

1分で話せ

『1分で話せ』

 

発言時間が十分に与えられている場合やプレゼンなどの場ではこのように話すべきだ。

 

だが、実際には、きかれているのは結論だったり、根拠だったり、事実だったりするのではないだろうか? 

 

すなわち、「結論」「根拠」「事実」と、セットできかれることは、実際にはあまりないということだ。

 

だから、結論をきかれたときは結論を、根拠をきかれときは根拠を、事実をきかれたときは事実を答えなければならないのだ。

 

質問されたことに答えられない人は、そんなことにお構いなしに、自分が話したいことを話そうとする。

 

質問に答えられない原因は、相手の質問をよく聞いていないことから生まれているのだ。

 

それは質問する側と質問される側の呼吸のようなものである。

そんな呼吸を意識しないと、自分が話したいことを話してしまう。

相手の呼吸を読めば、相手がききたいことに答えられる。

 

 

 

このことは文書でも同じだ。

書くことばかり考えると、相手の呼吸が読めない。

書く前に、ひと呼吸置いて、「相手は何を知りたいのか」と考えると、相手の呼吸に合ってくる。

 

ビジネスでは、上手く話すこと、上手く書けることが重要なのではなく、

相手が知りたいものは何かを考えることが重要なのだ。

 

質問に答えられるかどうかは、人を判断するときの大きな物差しになっている。

 

質問に答えられない人は、上司からの質問ばかりでなく、社内外の依頼にも答えられていない。ビジネスは相手の問いに答えることだからである。

 

綾小路 亜也

 

 

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