2022.12.17更新
サラリーマン社会で、「あの人は賢い」と言うとき、それは頭脳的な意味合いではない。
いままで、サラリーマン社会の「賢さ」は研究されてこなかった。
考えてもよい問題だ。
人は、どんな人を見て、「賢い」と言うのだろう?
サラリーマン社会で「賢い」と言われる人
1.目的や大切にしているものを、見失なわなかった人
言うは容易いが、このことは非常に難しい。
組織の課題や目標、人間関係などに引っ張られ、目的や自分が大切にしているものが、他のものに置き換わってしまうからだ。
そんななか、「自分の道を歩んだね」「大切にしているものを守ったね」と、人が感じたとき、
自分がなかなかできないことから、「あの人は賢い」と言うのだと思う。
それは称賛の言葉に違いない。
思い切って言えば、その時の状況や環境に染まらなかったということだ。
2.大人の対応をした人
サラリーマン社会は軋轢の世界でもある。
同じ会社でも利害が対立するからだ。
また、議論でも、一方が勝てば、他方が負けるという現象が起きるからである。
だから、感情が伴うのだ。
そんななか、感情に左右されず、相手の立場を尊重し、一歩譲る人がいる。
そんな人を見て、人は「大人の対応をした」と言う。
この言葉にも、自分ができないことから、称賛の意味が込められている。
サラリーマン社会には、敵を作らない人もいるということだ。
3.課題は認識するが、今に、全力を尽くす人
サラリーマン社会には不満がつきものだ。
置かれた環境、現在の制度、人員配置など、不満を挙げれば切りがない。
しかし、不満を言ったからといって、にわかに課題が解決するわけではない。
また、不満をまくしたてたからと言って、先に進むわけでもない。
課題を認識しつつも、今に、全力を尽くす人を見て、人は「あの人は賢い」と言う。
そこにも、称賛の意味が込められている。
こうして考えてみると、サラリーマン社会の「賢い人」は、よく言われている「できる人」「優秀な人」とは、だいぶ異なる。
それは生き方が「賢い」ということだ。
「できる人」「優秀な人」が、激動のサラリーマン社会を生き抜けるわけではない。
生き方が「賢い人」が生き抜けるのだと思う。
綾小路 亜也
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