「名刺切れ」が、なぜ出先で起きるのか? ー そのメカニズムは

2025.05.14更新

 

名刺切れが出先で起きる原因は、「事前の確認不足」と言われています。しかし、どんな場合に切らしたかを考えないと、また名刺切れが起きます。

名刺切れが起きるのは、たいがい相手に同席者がいた場合や、「ウチのメンバーを紹介します」などと、人の紹介を受けたときです。

 

相手の人数を、予想できなかったとき、あるいはあまり深く考えていなかったとき、名刺切れは起きるのです。

 

パーティーの席でも、名刺切れは起きます。

「このくらい持っていれば足りるだろう」とだいたいの目安で名刺入れに入れたものの、同じテーブルの人、紹介された人……といった具合に、名刺を交わしていくうちに、名刺が尽きてしまうのです。

 

 

 

そんな名刺切れが起きないように、ビジネスマナーの本では、「出かける前の名刺枚数のチェック、帰社してからの名刺の補充の習慣をつける」「念のため、名刺入れを2つ持つ」などと述べています。

 

その通りとは思いますが、ぜひ、出かける前に、今日一日必要と思われる名刺枚数の「読み」も行ってください。

 

この「読み」が疎かになると、出先で名刺切れが起きます。

また、「名刺枚数のチェック」という漠然とした意識だと、そのうち、「こんなものでいいだろう」とアバウトになり、さらに「まだ入っているだろう」と実際の確認さえ行わなくなります。

 

 

名刺の「読み」を行うにあたって、参考にしてもらいたいことがあります。

 

「できる人」と言われている人は、訪問先での展開を考えて名刺枚数の確認を行っていることです。

 

「誰が出てくるのか。部長か課長か、代理クラスも同席するか」

「役員は顔を見せるだろうか?」

「話が上手く進んだ場合は役員にも挨拶しようか」

「もし、訪問した相手が不在だった場合は、誰と誰に名刺を置けばよいか」

 

こんなことを考えています。

 

 

名刺枚数の「読み」が大事

 

今、ビジネスマナーは大きな転機を迎えています。

 

現実の世界とのズレを、一般の人がネットなどで指摘する時代になっているからです。

今までの名刺切れを防ぐ方法についても、当たり前すぎると思っているはずです。

多くの人が知りたいのは、現実的な対応なのです。

 

ビジネスマナーの世界も他の分野と同様に、「なぜ、そのようなことが起きてしまうのか」という原因分析が必要になっています。

 

綾小路 亜也

 

 

 

 

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