昇進できなかった悔しい人が、会社を見返す2つの方法

2024.11.07更新

 

昇進できなかった人が、会社や上司を「仕事で見返してやる」と誓っても、なかなか方法を見つけられません。仕事で見返す、結果で見返すとはどんなことでしょう?

それは「自分がいないと困る」という状況を作り、自分の存在を認識させることです。

 

1.組織のために継続した行動をとる

まず、組織のための継続した行動についてです。

 

そのためには、つらい作業ですが、自分がなぜ評価されないのか考える必要があります。

結果が出なかったからか?

しかし結果を出したこともあったのではないだろうか。

といった具合に考えるのです。

 

考えておきたいことは、今の会社社会では、単発的な結果はあまり評価されないということです。

 

それよりも継続的な結果に重きが置かれます。組織運営上、必要だからです。

 

継続的な結果を生み出すものは、継続した行動です。

 

継続した行動というと、わかりにくいかもしれませんが、

コロナ後の「たった一つの出世の掟」で次の例を挙げました。

 

・得意先向けのセミナーをいつもトラブルなく運営する人。

・重要得意先対応で、良好な関係を維持している人。

・新卒学生の募集にたえず取り組んでいる人。

・販売店会議の企画と運営を担っている人。

・販売店の指導と育成を行っている人。

 

見ていただくとわかりますが、けっして華々しい行動ではありません。

しかし、一貫して、組織のための行動をとっています。

これが、継続した行動です。

 

 

 

こんな継続した行動をとっている人に、会社は必ず目をとめます。

 

その人なしでは、組織の運営が成り立たないからです。

平たく言えば、その人がいないと困るからです。

ここで、会社はその人の存在をハッキリ認識します。

 

そう、「自分がいないと困る」という状況を作り上げ、

自分の存在を認識させることが、結果で見返すということなのです。

仕事で見返すということでもあります。

 

そのためには、継続的な行動が必要ということになります。

 

 

ここで、今の出世事情についても言及しておきます。

 

かつては出世といえば、華々しい結果が必要でした。

そのための華々しい行動が目をひきました。

しかし、今、企業の結果に対する考え方は変化しました。

組織のために継続的な行動をとり、継続した結果を出せる人が注目されているのです。

 

 

自分がいないと困るという状況を作り上げる

2.自分だけの情報を持つ

次は、情報の中身についてです。

平たく言えば、話の中身です。

話し方ではありません。

 

たしかに話し方が上手い人は評価されやすいですが、

どんなに話し方が長けていたとしても、最終的には、話の中身で判断されることを忘れてはなりません。

 

 

では、どんな話の中身を持っている人が評価されるのでしょう?

ひと言で言えば、その人にしかない情報を持っている人です。

 

この点も、コロナ後の「たった一つの出世の掟」例を挙げました。

 

「この商品説明に顧客はいつも怪訝(けげん)な顔をする」

 

「いまのやり方にもどかしくなる

 

といったような表現です。

 

 

「あれ、普通の表現じゃない?」と思うかもしれません。

使った言葉も一般的に存在している言葉です。

 

しかし、「怪訝な顔」には、怪訝な顔を見た自分がいます。

「怪訝な顔」なら、「本当なの?」「怪しいよね」と顧客が思っていることが伝わります。

すると、どこを訝しく思ったのかと前に進めます。

 

同様に、「もどかしくなる」もそこにはやってみて歯がゆくなった自分がいます。

体験に基づいた言葉です。

「もどかしい」と表現されていたならば、イライラした気持ちになったことが伝わります。

そうすると、「どこにイライラしたのか」と前に進めます。

 

 

エリート社員に打ち勝つ! あなただけの出世術でも、新商品の反響について次の例を挙げました。

 

「ご年配の人はご自身で操作を確認すると、お買い求めいただけることが多いです。一方、若いご夫婦は商品の特徴などを店員にきき、納得されているようですが、結局、『検討します』と帰られます」

 

このような話の中身だったら、新商品について貴重な情報を与えます。

 

 

そう、情報を持った言葉は前に進めるのです。

このように情報を含んだ言葉を話せる社員のことを、会社や上司はどう思うでしょうか?

「参考になる」「ありがたい」「貴重」と思うはずです。

会社はそんな話の中身を持つ人に注目するのです。

 

会社に注目させたということは、会社を見返したことです。

 

 

ここも出世事情の変化について言及しておきます。

いままでは口八丁な人が出世したかもしれません。

しかし、これからは、情報を持ち、情報を伝えられる人が注目され、出世していきます。

 

話の上手さではないのです。

 

綾小路 亜也

 

自分しか知らない情報を話す

 

 

関連記事①:「継続した行動」の説明です

会社で「アイツだ!」と言われる人は? ー そこに継続的な「結果」が

 

 

関連記事②:「話の中身」の説明です

「自分の言葉で話す」とは? ー そこに自分だけの体験が

 

 

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2024年7月7日 | カテゴリー : 出世する人 | 投稿者 : ayanokouji