なぜ上司はせっかちなのか? ー 理由から、仕事のツボが

2024.11.21更新

 

すぐ「できたか?」「やったか?」と訊くせっかちな上司。こんな上司と一緒に仕事をすると、本当に疲れます。

しかし、上司はなぜせっかちか、考えたことあるでしょうか?

そのことを考えると、仕事のツボが見えてきます。

せっかちな上司対応を考えていきましょう。

 

考えてみれば、上司は広範囲な責任を負っています。

広範囲な責任を負っているということは、やるべきことや課題が多いということです。

また、組織のトラブルも責任者として引き受けています。

 

ということは、やるべきことや課題、トラブル対応がたえず同時並行で進んでいるということです。

そんななかで、もしあなたが上司だったら、どう考えるでしょうか?

きっと「早く一つのことにカタをつけたい」と思うはずです。

だから、「できたか?」「やったか?」と言うのです。

 

これが上司のせっかちの正体です。

 

 

上司は早く一つの仕事のカタをつけたい

 

重要なことは、上司の思いが「早く一つのことにカタをつけたい」にあるということは、上司の評価のポイントもそこにあるということです。

 

上司の思いに応えるには、まず、「すぐやる」が大事です。

そして、やったことの形を作っておくのです。

すると、「ここまでやりました」「ここまで作りました」と言えます。

 

上司が苛立つのは、どこまでやったかわからないからです。

 

 

会社社会では、上司からいつ「やったか?」と訊かれるかわかりません。

その時に、一定の答えができるということが、ポイントです。

 

現実には、いつも一定の答えができる人と、答えることができない人とに分かれます。

答えることができない人は、自分のペースで仕事をしていることが多いのです。

逆に言えば、自分のペースで仕事をしているから、上司の「せっかち」が気になるとも言えるのです。

 

自分のペースで仕事をすることは大事ですが、上司の立場や思いを察することも必要だということです。

 

上司は部下の仕事の進め方を見ています。

上司が下す評価は、そんな仕事の進め方を見て、決まることが多いのです。

 

綾小路 亜也

 

 

 

 

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