理想の上司と現実の上司は違う

2023.06.10更新

 

理想のリーダー像で語られることは、もっともだ。

一方、現実のリーダーで語られることも、もっともだ。

両者もっともなのは、理想のリーダーと現実のリーダーは違うからだ。

 

ということは、理想の上司と現実の上司は違うのだ。

 

 

理想のリーダー像については次のように語られる。

 

リーダーは信頼を得よ、最後に頼れる人であれ、真実を語れ、人に(とくに顧客や部下に)尽くせ、控え目であれ、思いやりと理解と共感を示せ

 

悪いヤツほど出世する』ジェフリー・フェファー 日本経済新聞出版社のなかで著者がリーダーシップ教育について語った言葉)

 

 

悪いヤツほど出世する

 

この内容に異を唱える人はいないだろう。

 

言われていることは至極もっともだからだ。

じつは、この本はここから、理想のリーダーと現実のリーダーは違うことを語り出す。

 

 

では、次の言葉はどうだろうか?

 

賢明にリーダーに仕える者こそ次のリーダーになる

賢明にリーダーに従うことのできる部下が、最も早くリーダーに昇進することができるのだ。

賢明な部下だけが、そのリーダーから知識を得る機会があるからである。

 

世間は、その人の「知識」に対して報酬を支払っているのではない。

その人が知識に基づいて何かをやってくれたとき、あるいは知識に基づいて他人に何かをやらせたときに報酬を支払うものなのだ。

(リーダーが失敗する10大原則 から)

 

報酬以上の仕事をしてきた人は報酬以下の仕事しかしていない人よりも高い地位につき、高い報酬を得ている。

 

(上記は『思考は現実化する』のなかで著者が語った言葉)

 

 

思考は現実化する

 

どうだろう? 

急に現実的になったのではないだろうか。

 

『思考は現実化する』の言葉は、

現実にどのような人がリーダーの地位につき、どのような人が評価され、高い地位を得たのかを単刀直入に述べている。

長年の研究の末に至った結論だ。

 

 

つまり、現実のリーダー像を語っているということだ。

 

そして述べられていることは、もっともではないだろうか?

 

私たちは、理想のリーダー像と現実のリーダー像が併存しているということに、着目する必要があるのだ。

 

 

 

理想の上司をめざすことは素晴らしいことだ。

 

そんな上司像をめざすことで気持ちも高ぶる。

しかし、その上司像は、誰もが正しいと思える上司像だ。

 

それゆえ、理想の上司像は描けてしまう

ここに注意しなければならない。

 

 

もし、リーダーをめざすなら、

理想の上司像とは別に、

現実に評価されのはどのような上司か考える必要がある。

 

綾小路 亜也

 

 

 

 

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2023年3月14日 | カテゴリー : 出世する人 | 投稿者 : ayanokouji