2024.10.21更新
上司から「さん付け」で呼ばれると、何かよそよそしさを感じませんか。「さん付け」は冷たく映るときもあるのです。
「さん付け運動」は上下関係のスムーズな意見交換を目的にしていますが、逆に距離感も表してしまうこともあるのです。
問題は、みなさんが上司からどう呼ばれているかです。
生々しい話になりますが、このことと出世は無関係ではありません。
たぶん、みなさんが若かったときは名前を呼び捨てにされ、みなさんが経験を積んだときや、管理職などの地位にあるときは、さん付けで呼ばれているのではないでしょうか。
私は、そんな呼ばれ方が暗黙のルールだと思っていました。
しかし、会社生活の半ばを過ぎたころから、そうではないことに気づいたのです。
役職が上の人は、他部署の職員を含め、自分の身近にいる人には、名前を呼び捨てにしていることを知ったからです。
なかには、ファーストネームで呼ぶ役員までいました。
これが、上の人との距離感ではないでしょうか。
上の人から「さん付け」で呼ばれることは、今の時代、適切な呼ばれ方です。
問題は「さん付け」の響きです。
「さん付け」への心理です。
「さん付け運動」の趣旨からは外れますが、上の人から名前を呼び捨てされるということは、上の人との距離感が近いということです。
また能力まで認められていることも多いのです。
みなさんが急に上の人から、名前を呼び捨てにされたり、ファーストネームで呼ばれるようになったら、チャンスです。
上の人との距離感が近くなったことを意味するからです。
存在が認められたということであり、能力も一目置かれたということです。
綾小路 亜也
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上の人からさん付けで呼ばれない関係を作る から
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