2024.07.23更新
出世をめざすビジネスマンにおすすめの本は、『悪いヤツほど出世する』『「権力」を握る人の法則』『会社人生は「評判」で決まる』の3冊です。
この順番で読むと、出世とはどんなことか、わかってきます。
3冊を基準に、他の本に書かれていることは正しいかどうかも判断できます。
『悪いヤツほど出世する』はベストセラーになった本です。
衝撃的なタイトルですが、原題は「LEADERSHIP BS」です。
BSは英語のスラングで「でたらめ、大嘘」の意味だから、「リーダーシップの大嘘」といった意味になるのでしょうか。
組織行動学を専門とし、スタンフォード大学ビジネススクール教授である著者ジェフリー・フェファーは本のなかで次のように言います。
リーダーシップに対する内容は、
数十年間ほとんど変わっていない。主なものを挙げると、リーダーは信頼を得よ、最後に頼れる人であれ、真実を語れ、人に(とくに顧客や部下に)尽くせ、控え目であれ、思いやりと理解と共感を示せ、等々である。
まさに私たちが教わり続け、めざしてきたリーダー像です。
だが、現実のリーダーははたしてそのような人なのだろうか?
はたして、そのようなことを心掛けてリーダーになったのだろうかと、著者は問うのです。
私たちが考えなければならないことは、
リーダー像は普遍的だということです。
誰にも当てはまってしまうということです。
言ってみれば、そのリーダー像は架空なのです。
まず、このことを押さえなければならないと考え、最初に読むべき本とました。
最初に紹介した『悪いヤツほど出世する』の前著になっている本です。
この本では、現実に権力を握る=出世する方法が書かれています。
登場人物も実在の人物です。
本には、
「あなたの存在をきづかせよ」「上司が気にすることを気にする」「上司を気分よくさせる」などの記述に始まり、「『権力』を手にするための七つの道具」、「どうやって出世街道に乗るか」「周りからの評判をよくしておく」など、
出世をつかむ現実の方法が書かれています。
つまり出世は現実の話であり、現実の方法も存在するということです。
このことを認識してもらいたく、『悪いヤツほど出世する』の次に読む本にしました。
最後に挙げた本は、現在Amazonで中古本販売となっている本です。
2012年出版ということもありますが、あまり一般ウケしなかったのかもしれません。
だが、このような本にこそ本質が詰まっています。
出世を究極まで考えると、評判に行き着くからです。
著者は
長期的な(社員の)処遇に関わる人事となると、「評価」に代わって「評判」が全面に出てくる。
と言います。
つまり出世では、「評判」が重視されるということです。
会社生活が長い人は感じていると思いますが、このことは事実です。
このことについて、『「出世しぐさ」のすすめ』は次のように述べています。
出世は、組織内部の力学によって生まれる。
その人を「想起させるもの」が組織内でじわりじわりと浸透し、押し出すように生まれた力が出世である。
つまり、評判です。
出世については、いろいろなことが言われていますが、「評判」を意識すると、だいぶ違った道を歩めます。
それは出世を得る道です。
出世をめざす人の究極の一冊といえます。
綾小路 亜也
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