2024.09.11更新
ビジネスは対面型から情報を軸にしたビジネスに大きく変わっています。ところが今までのビジネスマナーは対面を前提にしてきました。
相手に「見える部分」を対象にし、そこから信頼を獲得しようとしてきたのです。
それは非常に大切なことですが、これからは、相手に「見えない部分」が「信頼」を得るポイントになります。
「相手に見えない部分のビジネスマナー?」と不思議に思われるかもしれませんが、
「見えない部分」にもビジネスマナーは存在します。
それは、情報漏えいの主要因である「紛失・置忘れ」「誤操作」「管理ミス」の事故の形態を見るとわかります。
これらの事故は、相手に「見えない部分」で発生しており、ビジネスマナー的にも不完全なのです。
相手に「見えない部分」のビジネスマナーを適切に行えば、情報漏えい事故を防げるのです。
情報の取り扱いは相手に見えない
ご承知のとおり、ビジネスマナーの本の内容は、長い間ほとんど変わっていません。
残念ながら、今のビジネスマナーの本の内容は、情報セキュリティを踏まえたビジネスマナーになっていないのです。
情報セキュリティに関する記載内容も不十分で、情報セキュリティの観点から相応しくない内容も存在します。
初対面の人との会話などでプライバシーに踏み込んでしまうような内容も紹介されています。
そのため現実のビジネスと大きく遊離しています。
ビジネス自体が大きく変わる今、ビジネスマナーも対面を前提にしたビジネスマナーから、情報を軸にした 新しいビジネスマナーに移行しなければならないのです。
プライバシーに踏み込まなこともビジネスマナー
情報を軸にした 新しいビジネスマナー
オンデマンド本(ペーパーバック)も発売されています。
「情報セキュリティ時代のビジネスマナー」は商標登録が認められています。
YouTubeでも紹介しています
本の目次
はじめに
ビジネスマナーが情報漏えいを防ぐ!
第1章 情報の受け渡しを確実にするビジネスマナー
01 ショルダー付ビジネスバッグを活用し、情報を肌身離さず運ぶ
02 ビジネスバッグをいっぱいにすると、紛失・置忘れが起きる?
03 移動中、頻繁に取り出すものはジャケットに入れる
04 書類の区分けはクリアファイルでは不十分、封筒をつかう
05 「渡した」「もらっていない」の水掛け論を防ぐのは、双方の確認しかない
06 どのように「送った」「受け取っていない」を証明するか?
07 FAXを送るときは二人で確認するのに、なぜメールはしないのか?
08 なぜ、立ち寄った先で置忘れ・紛失が起きるのか?
09 帰社後の確認が書類のありかを示す
特別記事① 「学生」と「社会人」のいちばんの違い
第2章 社内での情報管理のマナー
10 情報管理がひと目でわかる机上・複合機周辺・ゴミ箱の中
11 机上に置くのは一事案
12 印刷物の取り忘れを完全に防ぐセキュリティプリント
13 捨てた書類が第三者に渡っていないことをどう証明するか?
14 伝言メモは内容を見えないようにするか、ノートに記入し閉じておく
15 ホワイトボードや行動予定表、壁面にもむき出しの情報がある
特別記事② なくなった書類はコマ落としで再現すれば、必ず見つかる!
第3章 社外持ち出しのルールとマナー
16 新幹線で目にするものは、持ち出しパソコンと持ち出し書類?
17 私物パソコンや記憶媒体の持ち込みを許すと、情報を持ち出される
18 そのパソコン、その書類は本当に持ち出す必要があるのか?
19 持ち出し期間が長くなると、紛失が起きるという法則
20 口頭による情報の持ち出し
特別記事③ 手帳にメモするときは、情報を併記しない
第4章 プライバシーを尊重するビジネスマナー
21 初対面で親しくなろうと思うと、プライバシーに踏み込む
22 会話を続けようと思うと、プライベートな質問に飛ぶ
23 ビジネスと関係がないことは聞かない、話さないが大原則
24 人のプロフィールを聞きたくない人もいる
25 新型コロナウイルスが教えてくれた人との距離感
おわりに
ビジネスマナーは「見える部分」から「見えない部分」にシフトする
関連記事:情報セキュリティ対策で見直したいビジネスマナー
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