2024.11.22更新
現場から本社に異動する人には理由があります。会社に存在を知られたということです。では、どのようにすれば「知られる存在」になれるでしょう?
本社に知られるには?
一つは、飛び抜けた成果を上げ、全国に名を轟かすという方法です。
もう一つは、会社が関心を示しているところで名を知られるという方法です。
(『出世はタイミングで決まる!』から)
同書では、後者の方が、本社に行く可能性が高いと述べています。
会社が関心を持つ分野はその時々で変わります。
お客さま満足度を高めることに全社で向かっているときもあれば、イノベーションに向かっているときもあります。
職場の効率化に向かっているときもあります。
そのときのテーマで顕著な取り組みをした人は会社の目にかならず留まります。
その理由はシンプルです。
会社はそんな取り組みをした人を探しているからです。
取り組み内容を全社にアピールしたいのです。
知られる存在になるには?
しかし、顕著な取り組みと言えるためには、他の取り組みと違うものがなければなりません。
着眼点が違うとか、方法が具体的だとか、愚直に推進しているとか、際立っていなければなりません。
そのなかで具体的ということがポイントです。
たとえばお客さま満足度を高めるといった会社方針の場合、それだけでは抽象論にすぎません。
それを現場で、どういう形で、どういう方法で高めていくかがポイントとなります。
じつは、方針を立てた会社は現場での落とし込み方がよくわからないでいます。
ここにみなさんのチャンスがあります。
だから、できる限り具体論を示すことです。
その具体論こそが、会社の知りたいことだからです。
自分の手で、知られる存在になる。
口で言うのは簡単だが、非常に難しいことです。
しかし、このことを意識しなければ、名前が知られることはありません。
自分の名が自然に知られることはない、と考えることが、出世につながっていくのです。
綾小路 亜也
『ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!』
会社が関心を示すところで存在を知ってもらう から
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『ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!』
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