2023.09.04更新
ポストを広く構えたほうがよいのか、それとも狭く構えたほうがよいかについては、いまだ明確な答えが示されていない。
かつては「広く構えろ」と言われた。
管理職登用年次に達した部下に、上司は自己申告書の希望勤務地の欄に、「全国どこでも可と書きなさい」と言ったのだ。
このことは一理ある。勤務地や部署を特定した場合、運よくその勤務地、部署にポストの空きがあればよいが、なかった場合、ポストにはまりにくくなってしまうからだ。
そのときの会社はポストを埋める作業に必死だった。それゆえ勤務地や部署を特定した人はポストにはまりにくくなったことは事実である。
楠木 新氏がいう「どこにでも行く どんな仕事もこなす総合職」(『人事部は見ている。』楠木 新 日経プレミアシリーズ参照)が好まれたのだ。
しかし、ポストの数が減るにつれ、会社はポストを埋める作業に必死になることから、ポストにふさわしい人をポストにつける作業に移った。
そのため、会社にポストにつく必然性を感じ取らせることが必要になったのだ。
その観点から考えると、「ポストを広く構えたほうがよいのか、狭く構えたほうがよいのか」という点では、後者となる。
したがって自分が生み出した継続的な「結果」を基に、希望部署を自己申告書などにシッカリと書けばよいのだと思う。
ただ、一点、考えなければならないことがある。
継続的な「結果」を判断するのは会社だということだ。
自分で継続的な「結果」が活きる部署は〇〇部だと考えていても、会社の判断は異なるかもしれないということである。
このことを受けいれることも必要なのだ。
そうしたことを考えれば、自分の継続した「結果」と、自分が希望する部署をシッカリと示したうえで、あとは会社の判断に委ねるということになる。
重要なことは、必ず、会社にポストに当てはめる作業をさせることだ。
綾小路 亜也
ポストを広く構えたほうがよいのか、それとも狭く構えたほうがよいのか から抜粋
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