法人営業の第一歩は? ー 取引先の「社史」から

2024.04.18更新

 

「法人営業はきつい」という声をよく耳にする。
それもそのはず、法人営業のやり方など教わることはないからだ。法人営業未経験者には、取引先の社史を読むことをおすすめしたい。

 

 

取引先の社史を読むと、取引先の身内になる。仕事のやりがいにもつながる。

 

営業資源発掘にも効果があるのだ。

 

企業で働く 営業女子が輝く35のヒントで、取引先の社史を読む効果を次のように述べた。

 

取引先の社史には貴重な情報が詰まっている。

生い立ちから現在までの足跡もわかれば、

組織や関係会社、兄弟会社、取引先までわかる。今、力を入れている商品までわかるのだ。

 

みなさんは先方の社史を、きっと先方の応接室や会議室で見たことがあると思う。

 

私はある取引先の応接室の棚にあった分厚い社史を借りて、家で読んだことがある。

最初は、よその会社のことだから非常に読みにくかった。

しかし、読み進めていくうちに、「そういうことだったのか!」と気づくことも多く、

そのうち、まるで物語や小説を読んでいるかのように楽しく読めた。

 

社史はどんな本より面白いのだ。

 

 

取引さの応接室に社史が置かれていることが多い

 

私はここで大いに自信をつけた。

 

今まで、上司の「〇〇企業の件だけど……」だという言葉におびえていた私は、

「〇〇企業のことは、会社で私が一番詳しい」と思うようになった。

 

取引先に対する効果もてきめんだった。

 

取引先の担当者と出張に行く途中も、会食をするときも共通の話題を楽しんだ。

嬉しかったのは、そんな私を、取引先はまるで身内のように扱ってくれたことだ。

 

私はその後リテール営業を経験したが、ちょっとした企業になると、社史や記念誌を作っていることに気がついた。

企業は、自分の会社の歴史というものを非常に大事にするのだ。

 

 

そんなことから、みなさんは、取引先の応接間や会議室に案内されたときには、本棚にそんな社史や記念誌がないか確認してもらいたい。

 

もし、そんなものが見当たらなかった場合には、社内報やニュースが発行されていないかどうかにも注意してもらいたい。

 

この社内報やニュースも、意外に発行されていることを、地方勤務をしているときに知った。

 

 

企業には歴史がある

 

みなさんがそんなものを入手し、読み進めると、いかにも自分はその会社の人間になったような錯覚に陥る。

 

そこで得た情報はあえて取引先に言わなくても、取引先はみなさんの言葉から感じ取る。

その結果、取引先は身内と捉えるのだ。

 

 

自分が担当する取引先を知ることは、営業の基軸にもなるし、モチベーションアップにもつながる。

取引先にも入り込みやすくなるのだ。

 

綾小路 亜也

 

企業で働く 営業女子が輝く35のヒント

「輝く営業女子」は取引先の社史を読み、身内になる から

 

 

 

 

関連記事:取引先の社史を読み、商流を理解する

できる営業マンは、取引先の「商流」を考える

 

 

◆新百合ヶ丘総合研究所のキャリアアップを実現する本のシリーズ

 

女性の法人営業のやり方が書かれています

企業で働く 営業女子が輝く35のヒント

本の目次

 

スマホで読む方法

 

 

【絶対に読むべき】営業女子におすすめの本4選! に選ばれています

 

 

 

こっそり読まれ続けています
ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!

ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!

本の目次

 

スマホで読む方法

 

 

出世するビジネスマナー
「出世しぐさ」のすすめ

「出世しぐさ」のすすめ

本の目次

 

「出世しぐさ」は商標登録されました。

 

 

エリートの弱点を突く!
エリート社員に打ち勝つ! あなただけの出世術

本の目次

 

 

異動で選ばれる人になる!
コロナ後の「たった一つの出世の掟」

本の目次

 

 

情報セキュリティ時代のビジネスマナー

 

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

 

印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方

 

 

◆メルマガ「出世塾」の情報
(まずは発刊内容をご覧ください)

https://shinyuri-souken.com/?p=28756

 

◆キャリア理論の本紹介
https://shinyuri-souken.com/?page_id=41933

 

 

出世は「構え方」で決まります

◆新百合ヶ丘総合研究所の出世四部作

出世四部作