商談時間を「できる社員」は30分に収める ー その訳は?

2024.11.28更新

 

訪問先での滞在時間はどの位が適当でしょう? できる社員の商談時間の平均は30分です。30分は世間話から始まり、用件も済ませ、雑談も可能な時間だからです。

それ以上だと、相手の時間を潰すと考えます。

考えてみれば、30分はけっこう長いです。

 

ところが、ビジネスの世界には必ず、得意先で長居する人がいます。

 

その人たちは、得意先との面談が長ければ長いほど、充実感を持ち、自分が認められたと感じます。

部下と同行しているときは、「まさに営業とはこういうものだ」と部下に誇らしげに語ります。

 

この人たちの気持ちもわからなくはありません。

 

たしかに、得意先と面談していて相手が話に乗ってこないほどつらいことはありません。

また、あっけなく面談が終了すると,いたたまれない気持ちになります。

だから、面談が長くなると、充実感を覚えるのです。

 

 

 

しかし、私は長い間ビジネスの現場にいましたが、「できる人」の得意先での滞在時間は30分です。

 

30分の間に、世間話や、相手が興味を持つ話、相手を和やかにする話が詰まっています。


もちろん訪問の目的である用件もしっかり入っています。

 

それでだいたい30分なのです。

 

 

 

「できる社員」は自分の用事で得意先を訪問するときは、けっして長居することはありません。


相手の時間をいただいているという感覚があるからです。

そんなことから、立ち際が見事であることにも特徴があります。

 

 

得意先はそんな「できる社員」の気づかいを見逃しはしません。だから次の訪問も受けいれるのです。

「できる社員」は、相手から、(あの人が来ると時間を取られるからな)とはけっして思われないのです。

 

綾小路 亜也

 

 

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

⑨ 「できる社員」は面談を30分以内に収める から

 

 

 

 

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