年始回りでは二種類の名刺を持つ ー その理由は?

2023.12.16更新

 

あなたの名刺ホルダーに、「謹賀新年」の文字が入った名刺が入っていませんか?

じつは日本国中のビジネスマンの名刺ホルダーには、そんな名刺が入っています。

考えてみると、ちょっと変です。

 

 

なぜ、そんな現象が起きるのでしょうか?

 

そのパターンは次の3つしかありません。

 

1 あなたの会社の取引先が、あなたの上司や同僚を年始挨拶で訪れたときです。

 

しかし、あなたの上司や同僚も年始回りに出かけて不在で、代わりに応対したあなたが名刺を受けとることになりました。

 

その際に、訪ねて来た人と名刺交換をしましたが、相手から渡された名刺に「謹賀新年」と文字が入っていた場合です。

 

2 あなたの上司や同僚が、訪ねて来た取引先にあなたを紹介したときです。

 

取引先と名刺交換しましたが、その人が「謹賀新年」と文字が入った名刺をあなたに渡した場合です。

 

3 賀詞交歓会の席上で、初対面の人が、あなたに「謹賀新年」と文字が入った名刺を渡したときです。

 

 

 

じつは、この逆のことをあなたもやっています。

 

年始回りや賀詞交歓会で、あなたが「謹賀新年」の名刺しか持っていないと、

あなたと名刺交換した人の名刺ホルダーには、いつまでも、「謹賀新年」と文字が入ったあなたの名刺が残り続けるのです。

 

こんな調子ですから、日本全国のビジネスマンの名刺ホルダーには、「謹賀新年」の名刺が入っています。

 

 

どうすれば、よかったのでしょうか?

 

「謹賀新年」と文字が入った名刺は、何のためのものかと考えればわかります。

 

その名刺は、年始挨拶で相手が不在だった場合に、訪問の証として置く名刺です。

あるいは賀詞交換会などの受付に出す名刺です。

 

初対面の人に、「謹賀新年」の名刺を渡すことは悪いことではありませんが、渡した人の名刺ホルダーには、いつまでもその名刺が残ってしまうことを考えなければなりません。

 

つまり、「謹賀新年」と文字が入った名刺は、初対面の人向けではないということです

 

ということは、新年の挨拶回りに出かけるときや、賀詞交歓会に出席する際には、「謹賀新年」と文字が入った名刺のほかに、普段使用している名刺を持つ必要があったことになります。

 

すると、初めて名刺交換した人の名刺ホルダーには「謹賀新年」の文字が入った名刺は残りません。

これが年始回りや賀詞交歓会に臨む際の、ささやかなマナーと言えるかもしれません。

 

なお、二つの名刺が混在することがないように、できれば、別々の名刺入れに入れておきたいところです。

 

 

このことは、私の知る限りビジネスマナーの本や記事には書かれていません。

あれだけ名刺交換にこだわっているのに不思議です。

 

綾小路 亜也

 

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年始回りでは二種類の名刺を持つ から

 

 

年始回りでは、名刺入れを2つ持っておきたいところだ

 

 

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