2023.03.18更新
「まだやっているのか?」は、上司がよく言う言葉だ。
ところが、この言葉にピンと来る人とそうでない人がいる。
上司の「まだやっているのか?」には、驚きと共に、苛立ちがある。
こんなシチュエーションが多いのではないだろうか。
あなたは上司から依頼されたことを一生懸命やっている。
そこに上司がやってくる。
上司はあなたの一生懸命やっている姿を見て、「まだやっているのか?」と言う。
問題となるのは、この上司の「まだやっているのか?」の解釈だ。
「おう、おう、一生懸命やっているな。ご苦労さん、ご苦労さん」という意味ではないということである。
ここを「大変だね。ご苦労さん」と解釈してしまう人はけっこう多い。
上司の「まだやっているのか?」はどんな意味なのだろう?
端的に言えば、「いい加減に早く終わらせろよ」という意味だ。
「サッサと済ませてくれよ」という意味である。
それを、「こんなに時間をかけて………」と驚きにも似た気持ちを込めて言っているのだ。
そして、心の中で「こいつに頼むんじゃなかった」と思っている。
そう思われた人には、同じような依頼は来ない。
上司の「まだやっているのか?」の意味は
私たちが肝に銘じなければならないことは、上司はせっかちだということだ。
同じように顧客もせっかちだということである。
それは、みなさんが客側に立ったときのことを考えればよくわかる。
みなさんはレストランで注文した料理がなかなか運ばれてこないと、すかさず店員に催促を入れたり、
宅配ピザを注文したときも、少しでも配達時刻を過ぎると、電話をかけているのではないだろうか。
詰まる所、頼む側はたえず、せっかちだということだ。
考えなければならないことは、「まだやっているのか?」と言われる人の仕事の進め方だ。
きっと丁寧で慎重なのだと思う。
丁寧で慎重は評価されることだが、依頼側がスピードを求めたときも、そんな姿勢を崩さない。
依頼側は「早く済ませてもらいたい」と思っているときに、自分のペースで、丁寧に仕事を進めている人を見ると苛立つのだ。
このことは、ビジネスマンの仕事の進め方全般に言える問題だ。
頼まれたことは「早くやる」が大事だ。
綾小路 亜也
頼んだ人を苛立たせない
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