2025.07.26更新
直属の上司を飛び越えて、さらに上の上司に相談、報告、提案する部下は多くいます。頭越しの意味どおり、間に立つものを差し置いて、直接働きかけるのです。
課長を飛ばして部長に働きかけるということです。
しかし直属の上司の力は侮れません。
直属の上司とはどんな存在か、どんな力をもっているか考えなければならないのです。
直属の上司とは「自分を最初に評価する人」です。
評価する権限を持っているから、直接指示できるのです。
すなわち、直属の上司とは一次評価者なのです。
多くの企業は二次評価制を導入していますので、一次評価が最終評価になるわけではありません。
二次評価者が一次評価を見直し、修正されることも多くあります。
しかし、直属の上司の評価が180度変わるかといえば、そうでもないのです。
あくまでも直属の上司の評価が基準になるということです。
だから一次評価は重いのです。
また、直属の上司は部下の昇進申請者だということも忘れてはなりません。
部下がどんなに上の人とパイプを築いても、直属の上司が申請しない限り、話は進まないということです。
実際には上の人が独自に動くこともありますが、その際にも、手続き上、直属の上司の申請が必要になります。
こんなケースでは、直属の上司の申請の中身が見られます。
直属の上司の評価が重いのは、その人のことを一番知っているからです。
だから、その人の人物像を見るときも、直属の上司のコメントが最も参考になります。
人事部もよく見ています。
そう、直属の上司は人物像まで描けるのです。
これが、直属の上司に与えられた最大の力です。
この人物像は、後々まで残り続けます。
今の出世は、結果だけでは決まりません。
人物像で決まるといったことが色濃く出ています。
出世に苦戦している人は、直近の評価より、過去の人物像でマイナス評価を受けていることが多いのです。
直属の上司は部下の人物像まで描ける
出世志向が強い人は、とかく直属の上司より上の人とパイプを築きたがります。
その効果がないとは言えません。
しかし、直属の上司の評価が悪ければ、上の人はよい評価を付けれません。
また、直属の上司が昇進申請しない限り、上の人は動けません。
問題は。こんな部下を直属の上司はどう思うかということです。
答えは決まっていそうです。
そんな部下の人物像をよく思わないということです。
その結果、評価コメントでそんな部下の人物像を表現してしまいます。
この点に注意しなければならないのです。
出世を成し遂げた人は、直属の上司を立ててきた人です。
組織のリーダーであることを重んじ、報告、相談し、共に業務に邁進してきた人です。
もし、上の人との関係を築きたいならば、直属の上司公認のパイプにすることが必要と、『出世はタイミングで決まる!』では述べています。
綾小路 亜也
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