直属の上司を「頭越し」する人 ー どんな結果が待っているか?

2024.07.12更新

 

直属の上司を飛び越えて、相談、報告、提案する部下は多い。まさに「頭越し」の意味どおり、「間に立つものをさしおいて、直接働きかける」のだ。

直属の上司の頭越しに、物事を進める人は多い

直属の上司を飛ばす部下ということだ。

しかし直属の上司の力は侮れない。

 

直属の上司とはどんな存在か、どんな力をもっているか考えなければならないのだ。

 

直属の上司とは直接指示する上司と述べる記事、あるいは、それは係長か、課長か、それとも主任なのかという議論もあるが、自分を最初に評価する上司と解釈した方が本質を突いている。

評価する権限を持っているから、直接指示できるのだ。

 

この最初に評価する上司、すなわち一次評価者ということがポイントだ。

 

多くの企業は二次評価制を導入しているので、一次評価が最終評価になるわけではない。

二次評価者が一次評価を見直し、修正することも多い。

しかし、直属の上司の評価が180度変わるかといえば、そうでもない。

 

あくまでも直属の上司の評価が基準になり、修正するということだ。

だから一次評価は重いのだ。

 

そして、直属の上司は部下の昇進申請者だということも忘れてはならない。

 

部下がどんなに上の人とパイプを築いても、直属の上司が申請しない限り、話は進まないということだ。

 

実際には上の人が独自に動くこともあるが、その際にも、手続き上、直属の上司の申請が必要になる。

そんなケースでは、直属の上司の申請の中身が見られる。

 

 

直属の上司の評価は重い

 

直属の上司の評価が重いのは、その人のことを一番知っているからだ。

 

だからその人の人物像を見るときも、直属の上司のコメントが最も参考になる。

人事部もよく見ている。

 

そう、直属の上司は人物像まで描けるのだ。

これが、直属の上司に与えられた最大の力だ。

そして、この人物像は、後々まで残り続ける。

 

今の出世は、結果だけでは決まらない。

人物像で決まるといったことが色濃く出ている。

 

出世に苦戦している人は、直近の評価より、過去の人物像でマイナス評価を受けていることが多いのだ。

 

 

直属の上司は部下の人物像まで描ける

 

出世志向が強い人は、とかく直属の上司より上の人とパイプを築きたがる。

その効果がないとは言えない。

しかし、述べたとおり、直属の上司の評価が悪ければ、上の人はよい評価を付けられない。

また、直属の上司が昇進申請しない限り、上の人は動けない。

 

問題はこんな部下を直属の上司はどう思うかということだ。

答えは決まっていそうだ。

そんな部下の人物像をよく思わないということだ。

その結果、評価表などでそんな部下の人物像を表現してしまう。

この点に注意しなければならない。

 

 

出世を成し遂げた人は、直属の上司を立ててきた人だ。

組織のリーダーであることを重んじ、報告、相談し、共に業務に邁進してきた人である。

もし、上の人との関係を築きたいならば、直属の上司公認のパイプにすることと、出世はタイミングで決まる!では述べている。

 

綾小路 亜也

 

 

 

 

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