2026.10.04更新
昇進するには、誰に評価されたらよいのでしょう。直属の上司だけなのか、その上の上司なのか、人事なのか、経営層なのでしょうか。

この問題を解くには、昇進の仕組みを理解することが必要です。
一般的に、昇進申請は部門の長が人事部に対して行います。
すると、直属の上司より、その上の上司から評価されることが大事ということになりますが、
重要なことは、部門の長は直属の上司からの評価を見て、申請するということです。
ここで注意なければならないことは、部門の長が行う昇進申請は、多くの場合、一人だけではないということです。
部門の規模にもよりますが、複数の候補者を申請することが多いのです。
そこで、部門の長は自身が考えた優先順位を基に、人事部と話し合います。
人事部は昇進を全社視点で考えますので、優先順位が話し合いの結果、変わることもあります。
それは人事部は職員の評判などをよく知っているからです。
じつは私は8年間、部門の長として、人事部と昇進者について打ち合わせを重ねてきました。
昇進候補者のなかには、経営層からの推薦を受けた人もいました。
こうしたことを考えると、たしかに直属の上司より上の人の評価、人事部の評価、経営層からの評価も大事なのです。
実際、会社社会では直属の上司の頭を飛び越えて、上の人と関係を作ろうとする人はいます。
私の本音を言えば、自分の能力によほど自身がある場合を除き、そんな頭越し外交をあまりおすすめしません。
そんな頭越し外交をする部下を見て、直属の上司がどう思うかは明らかだからです。
しかし、そうは言っても、直属の上司の上とのパイプを持っておくことは意味があります。
直属の上司が部下を推薦した場合、上の人はそれを見て、さらに上へつないでくれる可能性が高いからです。
上とのパイプ作りは、直属の上司を頭越しにすること?

それでは、どのようにしたら、そんなパイプを持てるのでしょうか?
きっかけは、印象です。
会議などでの印象もありますが、取引先に上の人と一緒に同行したときの印象もあります。
また懇親会のときの印象といったものもあります。
会社社会では上の人との接点の機会は意外に多いのです。
上の人の印象に残ると、直属の上司が不在のときなど、上の人から直接連絡や相談をもらう場面が必ず訪れます。
そんなとき、しっかり対応すれば、知らず知らずのうちに、上の人とのパイプができていきます。
パイプ作りのポイントは、妙に上の人にアピールすることではありません。
業務の中でシッカリと自分の役割をこなしながら、上の人への気づかいを示すことです。
そんなパイプは、直属の上司公認のパイプとなるのです。
出世はタイミングで決まることが多くあります。
そのタイミングには、
「合わせる」
「引き寄せる」
「早める」
「逃さない」
という4つの動作が必要です。
タイミングを合わせるには、まず直属の上司との関係をしっかり築くことです。
綾小路 亜也
『ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!』
上の人と、直属の上司公認のパイプを作る から
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