2025.07.24更新
営業推進部は出世コースと言われているが、「人」に焦点を当てると、出世の本質が見えてこない。やっている「こと」に焦点を当てると、本質が見えてくる。
やっていることの何が、出世への道を歩ませているのだろう?
営業推進部は、営業部門が目標を達成できるよう、サポートする部署である。
そのために、施策を立案し、データを分析する。
また、営業部門が働きやすい環境を作るのも、彼らの仕事だ。
関係部署と調整を行い、営業部門間の連携を図るのも、そのためだ。
そう考えると、たしかに優秀な人にしか務まらないと言えそうだ。
しかし、優秀ということにスポットを当てると、出世の本質が見えてこない。
それよりは、サポートしている、施策を立案している、分析している、調整や連携を図っているといったように、やっていることに目を向けると、出世の本質が見えてくる。
これらを身につけた人には、安心して組織を任せられるからだ。
これが、営業推進部が出世コースと言われている理由である。
重要なことは、会社は、組織を任せられるかどうかを、安心感を基に決めているということだ。
このことは、営業推進部などの花形部署以外の人にも、出世のヒントを与える。
組織を任せられる安心感を、会社に与えればよいからである。
出世とは、より大きな組織を任せられることである。
より大きな組織を任せられるには、『コロナ後の「たった一つの出世の掟」』では、現職務の「規模」と「役割」を表現することが大事と述べている。
すでにそれなりの組織を任せられている人もいるからだ。
大事なことは、「そんなことは、会社もわかっているはず」と考えないことだ。
自らの手で、自己申告書の「現在の職務欄」に組織の規模を示すことだ。
売上規模や陣容を書くことである。
下記のとおりだ。
○○営業所統括
(2024年度売上実績△△ 2025年度予算✕✕)
あるいは(総合職○○名 一般職△△名 契約社員・パート✕✕名在籍)
このような記載があれば、大きな組織を任すことについて、不安感が和らぐ。
また、すでに重要な役割を担っている人もいるはずだ。
そんな人も、「現在の職務欄」にその役割を堂々と書くことだ。
下記のとおりだ。
○○業務の企画・立案及び△△の運営
そんな記載があれば、会社も大きな組織を任すことについて、参考にするはずだ。
組織の運営やコミュニケーションに工夫を凝らしている人も、その内容を具体的に、自己評価シートなどに書くことだ。
会社はそんな記載に必ず目を留める。
そんな人にも、会社は安心してより大きな組織を任せる。
より大きな組織を任すことについて、会社に安心材料を提供することが、出世への道なのだ。
綾小路 亜也
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