2024.09.25更新
ゴルフが上司より上手い部下はきっと多くいます。
上司のスコアが自分より悪かったとき、あなたならどう振る舞いますか?
実際によくある場面から考えていきましょう。
上司と一緒に得意先が主催するコンペに参加したときの話です。
コンペ終了後に、パーティルームの壁に貼ってある参加者のスコア表を目にしたとき、
あなたは「あっ」と声が出そうになった。
表に書かれている上司のスコアと順位を目にしたからだ。
自分もそんなに上手いとは言えないが、そんな自分よりスコアが悪い。
悲惨なスコアとそれに相応しい順位が載っている。
さあ、パーティールームでの懇親会、帰りの車の中で、あなたならどう振る舞うか?
答えは、決まっていそうだ。
上司の気持ちを気づかい、おとなしくしていることだ。
だが、なかなかそれができない。
それはゴルフ下手な私にも経験がある。
その日はたまたま調子がよかったというよりは、ラッキーが重なり、自分にとって最高のスコアが出た。
まぐれのバーディーさえも出た。
そんな私に、得意先は「あのホール、バーディーだったんだって?」とプレイ後の風呂場で煽り立てた。
上司のスコアが悲惨だったことはわかってはいたが、
嬉しさを隠しきれず、また積年のゴルフ下手という屈辱からの解放も手伝って、はしゃいでしまったのだ。
これが実際にとってしまう行動だ。
なかには、もっとすごい人もいる。
パーティーの途中で、上司の席に駆け寄り、「いったい、どうしちゃったんですか?」ときく人だ。
そのとき、その人の上司はきまり悪そうに言い訳をしていた。
こんな人はゴルフが上手いに違いない。
だが、「無神経」なのだ。
重要なことは、人はこんな屈辱的な場面をのちのちまでよく記憶しているということだ。
「無神経」を積み重ねていると、やがて必ずよくない結果を生む。
それはビジネスの世界でも同じだ。
得意先が間違えることもある。
そんなとき、「違うじゃないですか!」と声高に言う人もいる。
先輩の理解が鈍いときもある。
そのとき、「なぜ、わからないんですか!」と言う人もいる。
ビジネスの世界では、相手が腹の中にため込んだものほど怖いものはない。
やがてブーメランのように跳ね返ってくる。
そのことを、頭の隅に置きたいものだ。
綾小路 亜也
ポイント
①上司も人の子である。感情というもの、思いといったものがある。
②「気遣い」以前の世界に「無神経」という世界もある。
「無神経」を続けていると、やがて相手の腹にたまったものは返ってくる。
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