2025.10.09更新
遅咲き出世は、昇進をめざす期間が長かったということです。それは昇進に向けて頑張った期間です。活躍した期間でもあるのです。
そして遅咲き出世した人には、昇進に向けたエネルギーが残っていますから、昇進後も活躍できます。
そのため、長く活躍することができるのです。
会社で長く生き残れる。これが、遅咲き出世の最大のメリットです。
実際、遅咲き出世した人は、最後まで役職にとどまることが多いのです。
一方、早く出世した人は、いち早く、会社の新たな選別を受けます。
新たな選別とは、さらに上の役職に進ませるか、それともラインをはずすかという選別です。
それゆえ、遅咲き出世した人がポストに就く頃には、早く出世した人のなかから、ラインを外れる人が出て来るのです。
もしかすると、早く出世した人は、早く出世した分、息切れ状態が早いのかもしれません。
早い出世が最後まで有利に働き続けるとは言えないのです。
じつは、私も遅咲き出世した一人です。
私が昇進したときは、早く出世した同期のなかから、ちらほらとライン職を外れる人が出始めた頃でした。
これから役職に就く自分と、これから役職を外れる人。複雑な気持ちになりました。
その後、私はライン職を長く続けました。
早い出世には、息切れも
サラリーマンにとって、出世が早いか、遅いかは、たいへんな問題です。
しかし出世が早い方が、最後まで有利かと言えば、そうとも言えないのです。
『コロナ後の「たった一つの出世の掟」』では、出世の二番手の方が、一番手より、大きな部署や重要なポストに就く現象を取りあげました。
そして、もう一つ、サラリーマンが考えなければならないことがあります。
それは、自分の活躍の場についてです。
活躍の場があれば、自分の支えとなり、活力の源になります。
出世が早い、遅いに悩むより、自分の活躍の場を求め続ける方が、サラリーマン生活は充実します。
充実した日々を、長く続けることができるのです。
綾小路 亜也
活躍の場を長くとるには?
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