いただいた名刺に情報を書き込むことは、心のマナー違反

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いただいた名刺に情報を書き込むことは、心のマナー違反

 

ビジネスマナーの多くの本には、相手からいただいた名刺に相手の情報をメモしなさいと書かれてある。

 

名刺交換から得た情報を、すぐに名刺にメモ書きすることは、一見、できる人のワザのような気がする。

 

しかし、ビジネスをよく知っている人や、本当にできる人は、そんなことはしていない。
名刺の重みを知っているからである。名刺は相手の顔だからである。
だから、相手の顔ともいえる名刺に、そんな失礼なことはしていない。

 

そして、もう一つ、大きな理由がある。
相手からいただいた名刺に平然と情報を書き込むということは、言うまでもなく、自分のビジネスに相手を利用しようという気持ちがあるからだ。
つまり、名刺交換以降、すべて自分を中心にものを考えることになる。

 

それは、相手を中心にものごとを考えようとするビジネスマナーの精神と相いれない。
そして、相手は、こちらのそんな気持ちをわかってしまう。
相手がそんなことを感じ取ったら、こちら側の目論見とは裏腹にビジネスは進展しない。
ビジネスは相手が決めるからだ。

 

それでも、どうしても相手の情報を忘れないうちに書き留めたいというのならば、名刺の裏にそっと鉛筆書きしてもらいたい。

 

 

もし、あなたが営業に行き詰まったとき、とっておきの方法がある。
それは、名刺ファイルから名刺を取り出し、1枚ずつ、ぼーっと眺めることである。

 

ここで、相手の顔が浮かんできたならば、あなたは一生、ビジネスに困ることはない。
相手の顔が浮かんできたら、その名刺は相手が本当に望んでいるものを、あなたにささやくからである。

 

ところが、名刺に相手の情報を書き込んでいる人は、相手の顔が浮かんでこない。
その名刺は単なる情報メモにすぎなくなっている。
そして、メモされた情報に思考が引っ張られ、相手が本当に望んでいるものなど、考えつきもしなくなる。

 

 

名刺交換は相手とのビジネスの出発点である。
この時点で、ビジネスは自分を中心にして回っていくのか、相手を中心にして回っていくのか決定する。
そして、自分を中心にしてビジネスを回そうと思った時点で、ビジネスはうまくいかなくなる。

 

ビジネスマナーの本は、名刺交換にさまざまな意味を持たせ過ぎである。
名刺交換はシンプルに、相手に自分を知ってもらうということだけに専念すべきである。
また、この機とばかりによけいな自分の売り込みは、百害あって一利もない。

 

 

ただただ相手に自分を知ってもらうという謙虚な気持ちが、今後のビジネスを進展させていく。

綾小路亜也

 

 

 

 

 

 

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