2023.03.16更新
「仕事が早い」を判断するのは人です。
人は、何を見て「早い」と感じたのでしょうか。
このことがわかると「仕事が早い人」になれます。
実際のビジネスでの光景を織り交ぜながら、「仕事が早い人」の正体を考えていきましょう。
「仕事が早い人」の正体
1.取りかかりが早い
課題にすぐに着手している部下に、上司は「早いねぇ~」と満足げに言っていないだろうか?
ここで「早い」という言葉が登場する。
その後に続く言葉は、きっと「さすがだね~」だ。
その反対は「まだやっていないのか?」だ。
その顔には不満がにじみ出ている。
ビジネスの世界では、課題への取りかかりが早いことが、イコール仕事が早いだ。
そして取りかかりが早い人はいつも早く、取りかかりが遅い人はいつも遅い。
ここで、仕事が早い、遅いの印象が決まってしまうのだ。
ビジネスの世界では、まず、取りかかりの早い人を「仕事が早い」と言う
2.いつまでも同じことに関わっていない
「いつまでやっているんだ!」という上司の言葉を耳にしたことがないだろうか?
その後に、心の中で「まったくもたもたして……」ときっと言っている。
会社社会では、なかなか一つの仕事に手離れできない人がいる。
そんな人は「いつまでやっているんだ!」「もたもたして」と言われる。
この言葉は「仕事が遅い」の代名詞のような言葉だ。
反対に、さっさと一つの仕事を済ませ、次の仕事に向かう人もいる。
その人たちは同じことにいつまでも関わっていないのだ。
人は、このさっさと仕事を済ませる様子を、「仕事が早い」と言うことが多い。
「仕事が早い人」は、同じことにいつまでも関わっていない
3.簡単なことはすぐに終わらせる
会社社会では上司からさまざまな依頼を受ける。
「この件を〇〇商事に電話しておいて」
「この書類を△△商会に届けておいて」
「××物産の〇〇部長に会ってきて」
「△日の接待の席を予約しておいて」
など、簡単なものも多い。
これも仕事の一つだ。
ところが、依頼を受けて、すぐに「電話しておきました」「届けておきました」「訪問しました」「予約しておきました」と報告する部下と、「あの件どうなった?」と催促を受ける部下がいる。
それも、依頼されるたびに、同じ結果になるのだ。
言うまでもないことだが、前者は「仕事が早い人」と受けとめられ、後者は「仕事が遅い人」と印象づけられる。
そう、仕事が早い、遅いは、簡単なことを依頼されたとき、目に見える形で現れる。
「仕事が早い人」は、簡単なことをすぐに終える人なのだ。
「仕事が早い人」は簡単なことをすぐに終わらせる
「早い」は仕事の一部を見て判断されている
本来、仕事が早い、遅いは、この仕事ならこのくらいの時間でできそうだという基準があって成り立つ言葉だ。
また、人は、その人の仕事の進め方の一部始終を見ているわけでもない。
さらに言えば、仕事の早さは仕事の難易度とも大いに関係がある。
にもかかわらず、「仕事が早い」「仕事が遅い」という言葉が使われる。
ということは、人は仕事の進め方の一部を見て、判断しているということだ。
その一部は、判断のツボとなるものだ。
それは、述べてきた「取りかかりが早い」「いつまでも同じことに関わっていない」「簡単なことはすぐに終わらせる」だ。
たしかに、この3要件を充足している人は、実際に仕事が早い。
逆に言えば、この3要件に注意を払えば、「仕事が早い人」になれるということだ。
綾小路 亜也
「取りかかりの早さ」は、NTTLS人材育成WEBの
「メンタルダウンを避けるためのデキル人の仕事術と上司の心得」の中で紹介されています。
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