2022.07.14更新
出世する人には共通する「しぐさ」があります。
その「しぐさ」をまとめた「出世しぐさ」は商標登録が認められました。
「出世しぐさ」が生まれた背景には二つのことがあります。
一つは、出世する条件が変わったことです。
いままでは、出世する条件はきわめてシンプルでした。
成果を上げ続ければよかったからです。
「できる社員」と認められたら出世できたのです。
その結果、「できる社員」のタイプは千差万別でした。
人のことなどかまわず、わき目もふらず目標に邁進するタイプ、ノミュニケーション・ゴルフなどを通して得意先との親密化を図り成果を上げていくタイプ、社内人脈を構築し情報をいち早く入手し成果につなげるタイプ、自分の成果を執拗に上にアピールするタイプの人などがいました。
これらのタイプの人は尖っているので、よくテレビドラマに出てきます。
しかし、冷静に今の出世状況を見てください。
そんな尖ったタイプの人は、一般の企業で出世しているでしょうか?
尖った人ではなく、同じようなタイプの人が出世しているのではないでしょうか。
それならば、どのようなタイプが出世するかということを解明しなければなりません。
これが「出世しぐさ」解明に向かった背景の一つです。
もう一つは、出世した人は、どのように人と違った存在になったかということです。
出世したということは、人の目を惹いたからです。
新入社員として入社したときは、みな横一線でした。
言ってみれば、入社1年目の教科書的で恥をかかないようなビジネスマナーを身にまとった人たちの集まりでした。
しかし、一定期間を経過すると、段々と特徴ある人間に変わっていきます。
元々の個性とも関係しますが、人から言われたこと、自分の経験から、自分なりの解釈が生まれるのです。
ビジネスマナーはここから先、万人に共通するものではなくなり、その人の仕事の進め方と密接に関係していきます。
重要なことは、ここで「できる人」の特徴のようなものが生まれるということです。
この現象については、私には考察実績がありました。
『なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか』で、ビジネスマナーを鵜呑みにしない社員について考えたからです。
「できる社員」には次のフェーズがあります。
出世をめざすフェーズです。
ここで多くの「できる社員」は壁にぶつかります。
必ずしも、できる社員=出世する人ではないことに気づくからです。
逆から言えば、このことに気づかなければ出世できません。
この点についても、考察実績がありました。
『ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!』で、出世への身構え方、行動を考えたからです。
あとはイメージの世界ですが、イメージを持つことはなかなか難しいことです。
『「出世しぐさ」のすすめ』の冒頭に次のように述べました。
「出世は、組織内部の力学によって生まれる。
その人を、『想起させるもの』が組織内でじわりじわりと浸透し、押し出すように生まれた力が出世である。
……
彼らが昇進選考の場に立ったとき、反対票を投じる人は誰もいなかった。
反対票を投じる人がいなかったことが、彼らを出世させた」
このことは、どういうことでしょうか?
今の出世には、「できる人」に加え、誰からも好かれなくてはならない、少なくとも反対票を投じられないことが必要だということです。
「そんなことできるのか?」と思われるかもしれませんが、出世した人は成し遂げたのです。
彼らには共通するしぐさがあったのです。
それが「出世しぐさ」です。
「出世しぐさ」の中身は『「出世しぐさ」のすすめ』に詳述していますので参考にしてください。
本の目次
スマホで読む方法
◆新百合ヶ丘総合研究所の出世を現実につかむ本
こっそり読まれ続けています
ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!
エリートの弱点を突く!
エリート社員に打ち勝つ! あなただけの出世術
異動で選ばれる人になる!
コロナ後の「たった一つの出世の掟」
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