2024.10.31更新
「仕事に追われる」を言い換えると、仕事に追われるストレスを感じている、仕事に追われて余裕がないということでしょうか?
書類に追われている?
じつは「仕事に追われる人」の特徴は書類に追われていることです。
「仕事に追われる」を「書類に追われる」と言い換えることができるかもしれません。
書類に追われなくなると、余裕ができます。
ストレスを感じなくなります。
時間に追われる感覚も薄れてきます。
その結果、仕事を追うようになります。
ビジネスマンの机の上には、作成中の書類が積まれています。
作成中の書類を完成できないでいるとき、新たな仕事が舞い込みます。
そして、どの書類にも提出期限があります。
すると、「この書類も出さなければならない」「あの書類も出せなければならない」といった具合に、
追い込まれてしまうのです。
こんな状態を、私たちは「仕事に追われている」と表現するのではないでしょうか。
もちろん、やるべきことが多く、手一杯といったこともありますが、
それぞれの書類の提出期限を意識したとき、まさに「仕事に追われている」という感覚になるのです。
仕事そのものに追われているというよりは、書類に追われているのです。
多くのビジネスマンがそんな状況に陥っているにもかかわらず、
いままでこのような状況への対応策は示されてきませんでした。
仕事そのものに対する優先順位のつけ方、進め方に焦点を当て続けてきたのです。
複数の書類の提出期限を意識し続けることは、精神的によくありません。
たえず追い込まれたような感覚になります。
ビジネスマンの悩みの多くはここにあります。
そんな状態を解決する手段は一つ。
一つずつ、書類を確実に完成させ、自分の手から離すことです。
つまり提出してしまうということです。
仕事の優先順位については、「重要なものから取り組みなさい」と言われています。
そのとおりかもしれませんが、書類作成については、完成できるものはとにかく完成させることです。
書類が積まれた人の机の上には、よく作成途中の旅費精算書なども混じっていますが、
こんな書類にも提出期限があります。
重要なものとそうでないものを分けることを考える前に、すぐに完成できるものは完成させて、さっさと提出してしまうのです。
すると、気持ちが楽になります。
書類を完成ために、一点だけ頑張ってもらいたいことがあります。
それは、どんな書類にも集中して取り組むということです。
けっして片手間にやろうと思うのではなく、「旅費精算なら旅費精算をやる!」と心して取り組むことです。
私は最初の著書『サラリーマンの本質』で、
一つの仕事を完結することを「手離れ」と表現しましたが、早く一つの書類から「手離れ」することが必要なのです。
一つずつ、書類に「手離れ」していくと、何が生まれるでしょうか?
精神的に楽になります。
机の上も片づいていきます。
机が片づいたことで、目から入る疲れもなくなってきます。
すると、仕事を追うようになるのです。
仕事を追うには、書類への手離れと精神的安定が必要なのです。
綾小路 亜也
(参考)
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