2024.09.29更新
自己申告書などにある「会社への提言欄」に何を書いたらよいかわかりませんよね。提言とは何かもよくわからないし、提言のネタも思いつかないのです。
ここは提言と大きく構えるのではなく、自分が感じたこと、気づいたことを書けばよいくらいの気持ちを持つことです。
それが結果として提言になります。
提言の書き方と提言例を考えていきましょう。
『コロナ後の「たった一つの出世の掟」』では、2つの会社への提言例を紹介しました。
一つ目の例は、高齢者向けのパンフレットについてです。
会社には同じような体裁をしたおびただしい数のパンフレットがあります。
フォームも文字のサイズもみな同じです。高齢者向け商品のパンフレットといえその例外ではないのです。
そんなパンフレットを手にした高齢者はどう思うでしょうか?
字も小さく読むのに苦労するし、理解するのもたいへんです。
会社が使うパンフレットは高齢者に優しくないのです。
会社はこんなことに意外に気づきません。
商品内容を周知させることに頭がいっぱいだからです。
あなたがこんなことに気づいたならば、「会社への提言欄」に書けばよいのです。
二つ目の例は、会社が使う色についてです。
会社の封筒、便箋、資料、パンフレットには、共通した色が使われていることが多いです。
それをコーポレート・カラーと呼びますが、会社のシンボルカラーであり、企業理念をイメージしているのです。
ところが、その色がちょっと暗いことも往々にしてあります。
そのため封筒、便箋などが暗くなってしまうのです。
コーポレート・カラーは簡単に直せるものではありませんから、「はてどうしたものか」と悩むのです。
この問題をいとも簡単に解決した人がいました。
その人は会社の周年行事に合わせて、コーポレート・カラーを直すのではなく、コーポレート・カラーの背景色を水色に替えたのです。
封筒などの色を薄い水色にしたのです。
これで暗くなるという問題は解決しました。
この例のように、会社にはどこか暗い、活気をそぐといった要因が存在することがあります。
そんなものを感じたら、自分なりの解決方法を添えて、会社に提言したらよいのです。
以上、2つの例を説明しましたが、
重要なことは、「そんなことは、みんなも感じている」と考えないことです。
あくまでも自分を主語にし、自分だけが感じたこと、自分だけが気づいたことと捉えるのです。
そうすると、すらすらと自分の意見を述べることができます。
「会社への提言欄」はほとんどの人がブランクにしているので、書けば、必ず読まれます。
「会社への提言欄」には、書いて自分の存在を認識させるか、書かないで「その他大勢」に回るかといった要素があります。
こんなとき「自分を表現できるチャンスは全部活かす!」くらいの気持ちを持つことです。
その気持ちが、「その他大勢」に回らない自分を作ります。
綾小路 亜也
「会社への提言」を空欄にせず、自分だけが気づいたことを書く から
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