「たたき台」の 意味は? ー 叩かれる人が評価されるのは、なぜ

2024.10.24更新

 

「たたき台」は、ビジネスでは企画案などを指しますが、会議でも使われます。口火を切った人の意見が「たたき台」になるのです。

発言にも「たたき台」という言葉が

「たたき台」になるということは、叩かれるということです。

ところが、叩かれ台にのぼる人は評価されるのです。

 

たたき台は、「批判・検討などを加えて、よりよい案を得るための原案」のことを言います。(デジタル大辞泉)

語源は、刀鍛冶で使用する「たたき台」です。

 

ビジネスで「たたき台」という場合は、文字通り、これから叩かれるということです。

 

それを承知で「たたき台」を務めたことが、ビジネス社会では評価されるのです。

 

 

「たたき台」は鍛冶屋さんが使用する台に由来する

 

理由は言うまでもないでしょう。

 

案や意見がないことには議論が進まないからです。

 

だから上の人や会社にとって、「たたき台」を務める人ほど有難い存在はないのです。

 

しかし、私たちはこの「たたき台」の存在を軽く見ています。

資料の中身や発言内容に目が行き、ときには痛烈に批判します。

 

考えてみてください。

そのことは、それはまさに「たたき台」が機能したということです。

「たたき台」が存在したから、できることなのです。

 

こんなことに気がついたことはないでしょうか?

「たたき台」を務める人は、いつも務めていることを。

 

このことは、出世をめざすとき、貴重なヒントを与えます。

 

私たちは、ビジネス書の影響からか、内容的なものに目が行きがちですが、

じつは、出世は「人」に目が向いた結果だということです。

 

「たたき台」を買って出る人は、評価され、出世していく人なのです。

 

綾小路 亜也

 

 

 

 

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2024年7月16日 | カテゴリー : 出世する人 | 投稿者 : ayanokouji