「できる人」と「出世する人」ー いったい何が違うのか?

2023.12.29更新

 

会社社会には、仕事はできるのに出世できない人が多くいます。

「できる人」=「出世する人」にならないのです。

いったい何が違うのでしょうか?

 

 

この問題は、出世した状況から逆に考えると、わかりやすいかもしれません。

 

上の地位に進むということは、さまざまな部下を持つということです。

 

それは、自分とは違ったタイプの部下を持つということであり、自分とは違った仕事の進め方をする部下を受けいれなければならないことを意味します。

 

自分とは違った仕事の進め方をする人を受けいれられるー これが「出世する人」です。

 

かみ砕いて言うと、どういうことになるでしょうか?

部下の仕事を「待てる」ということです。

 

 

 

一方、「できる人」で終わってしまう人は、部下の仕事を待てません。

 

「待つ」という状態に耐え切れず、「まだか?」「やったか?」「どうなった?」「いつまでにできる?」と聞いてしまいます。

 

それは、「できる人」は若いときは仕事をテキパキとさばく「できる社員」だったからです。

 

そんな自分の姿が頭にあるから待てないのです。

 

 

 

同様に、自分の頭に自分の基準があると、自分がやってきたこと、自分ができたことを人に求めます。

 

「なぜ、自分と同じようにやれないのか」と腹が立ってくるし、自分と同じようにやらない人を許せなくなります。

すると、ハラスメントの問題も生じるかもしれません。

 

たしかに、「できる人」が自分一人ですべてを行ったら、物事はすべて思惑どおりに進みます。

しかし、上の立場になればなるほど、そこには自分と違ったタイプの人がいるのです。

 

 

もうおわかりですよね。

 

「できる人」と「出世する人」の違いは、自分の基準にこだわり続けるのか、自分とは違った人を受けいれられるかの違いです。

 

 

会社はいつの時代も「できる人」を評価します。

しかし、その評価は昇進を決意させるものではありません。

会社は、さまざまな人を受けいれられるかどうかも見ています。

このことを昇進判断の重要な要素と捉えているのです。

 

綾小路 亜也

 

 

ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!の内容を抜粋し紹介しました。

 

 

 

 

 

関連記事:「できる上司」は部下の仕事を待てないのです

「できる上司」はなぜ部下の仕事を待てないのか? ー そこにできる訳が

 

 

こっそり読まれ続けています

ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!

本の目次

 

スマホで読む方法

 

 

 

◆新百合ヶ丘総合研究所の出世を現実につかむ本

 

出世するビジネスマナー
「出世しぐさ」のすすめ

「出世しぐさ」のすすめ

本の目次

 

「出世しぐさ」は商標登録されました。

 

 

エリートの弱点を突く!
エリート社員に打ち勝つ! あなただけの出世術

本の目次

 

 

異動で選ばれる人になる!
コロナ後の「たった一つの出世の掟」

本の目次

 

 

 

◆新百合ヶ丘総合研究所のキャリアアップを実現する本のシリーズ

 

情報セキュリティ時代のビジネスマナー

 

なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

 

企業で働く 営業女子が輝く35のヒント

 

印象アップに踏み切れない人が、ある日突然注目を浴びるハンコの押し方

 

 

◆メルマガ「出世塾」の情報
(まずは発刊内容をご覧ください)

https://shinyuri-souken.com/?p=28756

 

◆キャリア理論の本紹介
https://shinyuri-souken.com/?page_id=41933

 

 

出世は「構え方」で決まります

◆新百合ヶ丘総合研究所の出世四部作

出世四部作

 

2023年7月30日 | カテゴリー : 出世する人 | 投稿者 : ayanokouji