実体を作り出す存在感が、エリートの鼻をへし折る

2023.12.09更新

 

最近、「ブランド力」という言葉をよく耳にするようになった。

自分を表現することと、ブランドの考え方とは驚くほど似ている。

乙幡満男氏は『ブランディングが9割』(青春出版社)のなかで次のように言う。
(線引きは私が行った)

 

「人は見た目が9割」と言う人がいますが、もともと中身が良かったのが上手に伝わっていなかったところ、デザインを変え、ブランドを変えたら売上が上昇したということは、「ブランディングが9割」と言ってもいいはずです。

 

この文章の「デザインを変え、ブランドを変えたら売上が上昇した」を、「自分を表現したら、急に存在が認められた」に置き換えることができるのではないだろうか。

 

 

注意しなければならないのは、「もともと中身が良かった」という部分だ。

TOYOTAやHONDAも、SONYやGODIVAも、もともと製品が優れていたのだ。
誇るべき実体があったということに注意する必要がある。

 

そう考えると、ブランドは「相手に価値を感じさせるもの」、あるいは「相手が抱く価値を高めるもの」と表現できる。

 

 

企業では、調整する、アイデアを出すといったことが、とかく重視される傾向がある。
だからエリートに存在感がある。

 

一方、現場で実体を作り上げている人たちは、その実体を上手く表現できない。

それゆえエリートの存在感だけが浮き上がり、現場の人はとかく軽く見られる。

 

 

コロナ後、状況は一変した。

企業は生き残りをかけて、売上という実体、成果という実体を求めるようになった。

従来のように、調整し合う、アイデアを出し合うことにとても時間を割くような状況ではなくなった。その場すら感染対策の影響で激減したのだ。

 

これから、企業での評価も、実体を作り出す人優先へと大きく傾斜し、実体を作り出す人の存在感が増していく。

 

 

 

エリートたちと戦うには、彼らの土俵で勝負してはダメだ。

彼らが作り出せないもので、勝負を挑むのだ。

それは実体である。

調整、アイデアを出すことで存在感をもつエリートに、実体を作り出す存在感で勝負する。

実体を作り出す存在感で、エリートたちの存在感を圧倒することが、エリートに勝つということだ。

 

綾小路 亜也

 

 

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実体を作り出す存在感がエリートを圧倒する から抜粋

 

 

 

 

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