そのビジネスマナー、「見せ方」になっていませんか?

自分を中心に置けば「見せ方」になり、相手を中心に置けば「見られ方」になる。

 

相手を中心に考えるビジネスマナーのスピリットからすれば、自分がどのように見られているかという視点、すなわち「見られ方」が大事だということになる。

 

ここを、「『見られ方』つまり「『見せ方』のことでしょ」と短絡的に考えると、そのビジネスマナーは好感をもたれない。

 

 

じつは、こうした感覚を私たちはもっている。

 

ビジネスマナーの本を読んで「?」と違和感を覚えたときのことを考えてもらいたい。
そんなときは、著者からの提案が「見せ方」になっているときではなかっただろうか?

 

また、ビジネスマナーは相手への思いやりと言いつつも、思いやりできる自分を演出するような記述があるとき、ちょっと嫌な感じがしなかっただろうか?
それは思いやりが「見せ方」に変わってしまっていたのだ。

 

ネット上では、次から次に新しいビジネスマナーが生まれることへの批判の声があるが、「なぜ、新しいビジネスマナーが次々に生まれるのだろうか」と考えたことはなかっただろうか?

 

自分を主語にすれば、いくらでも作り出せるからだ。

 

そして、何より、ビジネスの現場で、ビジネスマナーが「見せる」形になっているとき、その人によい印象を持てないことを、身をもって知っている。

 

 

人は行為が「見せ方」になっていると、そのことを敏感に見破ってしまうのだ。

 

経営の神様松下幸之助の言葉を借りれば、「何らかの策を弄したことが目に映る」からだ。
(『道をひらく』から引用)

 

 

「見せ方」と「見られ方」― 鏡に映る自分の姿に似ている。

 

鏡に映っている自分は、自分が思い描いている自分とは異なる。
このことは、多くの人が実感している。

 

鏡に映っている自分を、人が見ているのだ。
自分の見られ方に注意を払うこと、人に好感をもって見られるように改善することが、本来のビジネスマナーの本のエッセンスだ。

 

 

正直、いままでのビジネスマナーの本には、アイデア勝負といった側面があった。
つまり、「見せ方」を工夫したのだ。
あるいは、相手を思いやる自分を演出しようとした。
このことも「見せ方」の範疇だ。

 

しかし、新型コロナ感染を機に、見せる場が少なくなった。
そうすると、見せる場を作り出さなければならないことになる。

 

「見せ方」を工夫するビジネスマナーは、たえず見せる場を作り続けなければいけないというジレンマに陥ってしまうのだ。
そんなビジネスマナーは、いっそう違和感を覚えられるだろう。

 

だが、相手を中心に考えるビジネスマナーは、いかなる時も存在する。
どんな時にも、相手が存在するからだ。

 

「見せ方」と「見られ方」― この言葉の解釈ひとつで、ビジネスマナーの存在自体が変わってしまうのだ。

 

 

 

 

下記記事も参考にしてください。

アピール型ビジネスマナーの終焉

 

 

商標登録が認められた

情報セキュリティ時代のビジネスマナー

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なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか

 

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