2024.10.05更新
社会人には「守るべき情報」があります。
学生と社会人では「情報」の取り扱い方が違うのではないでしょうか。
まず、学生と社会人の違いとして言われていることを
整理してみます。
あるビジネスマナーの本は「コミュニケーション」を挙げています。
人間関係ですよね。
たしかに学生のコミュニケーションの場は気が合う仲間同士だったり、目的を共有するクラブやサークルでした。
つまりコミュニケーションの場が限られていたということです。
社会人になるとそうはいきません。
上司や職場の仲間、社外の人ともコミュニケーションをとらなければなりません。
コミュニケーションの目的もさまざまです。
正解に違いありません。
ある本では、「目的」「評価」「責任」「取り組み姿勢」「必要能力」を記載していました。
「責任」という言葉が出てきましたね。
確かに社会人には学生と違った「目的」があり、仕事への「責任」があります。
したがって、求められる「取り組み姿勢」「必要能力」が異なるのです。
これも正解に違いありません。
「学生」と「社会人」の違いにコミュニケーションを挙げる本は多い
しかし、そこに「情報の取り扱い」も記載してほしかったのです。
コミュニケーションについてはなんとなくイメージできます。
クラブやサークルには先輩も後輩も同学年の仲間もいました。
またTVドラマなどには上司、同僚、部下、取引先を映すシーンが頻繁に出てきます。
新社会人にとって、社会人としてのコミュニケーションのイメージはゼロではないのです。
だが、情報の取り扱いについてはまったくイメージできません。
情報の取り扱いという言葉以前に、書類の取り扱いがわからないと思います。
新社会人は取引先から持ち帰った書類一枚とっても、どう処理するかわからないのです。
職場の人におそるおそるたずねると、ここで初めて「保管」という言葉を聞きます。
そうすると今度はどこにどう保管したらよいかわかりません。
そんな状態なのに、会社や上司から「情報漏えいに気をつけろ」と言われます。
もう、何が何だかサッパリわからなくなるはずです。
わかったことといえば、ビジネスは書類で回っているということくらいです。
新社会人はこうしてビクビクしながら一日を送りますが、はたして書類を紛失してしまうことが多いのです。
新社会人は情報管理をイメージできない
新社会人にとって必要なことは、
顧客などから書類を受け取る方法、会社に持ち帰るまでに注意すること、持ち帰ったあとの処理、書類の廃棄方法まで、
腹に落ちるまで先輩や上司にきくことです。
またメールやFAXの送信方法のルールもしっかりと確認します。
このことが「情報管理」を知るということです。
そのうえで、どのような場合に情報漏えいが起きるのか、自分の頭で理解することです。
注意しなければならないことは、
情報漏えいは、書類の紛失、データの流出だけではなく、口頭によっても起きるということです。
新社会人になると、新社会人同士で電車に乗ったり、居酒屋などに行くことが多いと思います。
そんなときは、会社の話に花を咲かせます。
しかし、その話は聞かれていると覚悟した方がよいです。
そんなことから情報が漏れることも、また情報漏えいなのです。
情報漏えいが発生すると自分も傷つきますが、会社や関係者に多大な迷惑をかけます。
そのようなことが起きないように、しっかりと、情報の取り扱いには注意しなければならないのです。
社会人には守るべき情報があると、頭に叩き込んでおくとよいと思います。
綾小路 亜也
特別記事① 「学生」と「社会人」のいちばんの違い から
関連記事:今、一番注意することは、口頭による情報漏えい
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