ビジネスショルダーバッグを活用し、情報を肌身離さず運ぶ

情報セキュリティ時代のビジネスマナー

① ショルダー付ビジネスバッグを活用し、情報を肌身離さず運ぶ から

 

ビジネスバッグを電車の網棚に置忘れてしまったという事例は多い。
なぜ、網棚に置忘れてしまうのだろうか?
その背後には、「心配ごとがあった」「仕事や家庭のことを考えていた」「疲れてボーッとしていた」などいろいろな要因がある。

 

それでは、なぜ網棚に置いたのだろうか?
これについても、「新聞を読むため」「スマホやタブレットを見るため」「バッグが重かった」など多くの原因がある。
だが、バッグから手を離したという事実は変わらない。手を離さなければ、置忘れはぜったいに起きなかったのである。

 

そうすると、移動中はぜったいに「新聞を読まない」「スマホやタブレットを見ない」、あるいは「バッグが重くても手に持つ」といった防止策が出てきそうだ。
だが、それも防止策に違いないが、バッグを網棚に乗せる行為はほとんど無意識のうちに行われているのではないだろうか?
ということは、置忘れの防止策は、無意識な行為があっても影響を受けない内容でなければならないことになる。
いままで置忘れの防止策はここまで踏み込んでいないのだ。

 

 

では、顧客の期待はどのようなものか?
情報を移動するときは、肌身離さず持ってもらいたいということではないだろうか。
顧客の期待どおりバッグを肌身離さず持ち、なおかつ無意識のうちに網棚に乗せない方法はあるだろうか?
ある。ショルダー付ビジネスバッグを活用し、バッグを肩に掛けることである。
ショルダー付ビジネスバッグを利用すれば、移動中、新聞を読もうが、スマホを見ようが、バッグが重かろうが、重要書類やノートパソコンが入ったビジネスバッグは肩に掛かっている。
電車の網棚に乗せたり、床に置くということはなくなるのだ。
ものすごくシンプルで、効果的な防止策ではないだろうか。

 

 

ところが、ショルダー付ビジネスバッグの活用には意外な問題が存在する。
ビジネスマナーの世界では、ショルダー付ビジネスバッグは認められていないのだ。
ビジネスマナーの本には、必ずといってよいほどビジネスバッグのイラストが掲示され、バッグの選び方が記載されているが、ショルダー付ビジネスバッグについてはその存在すら示されていない。

 

みなさん承知のとおり、デパートやスーパーなどで売られているビジネスバッグのほとんどはショルダー付ビジネスバッグだ。陳列されているときはショルダーが付いていなくてもバッグの中にはショルダーが畳まれて入っている。

 

これほどまでに一般化しているショルダー付ビジネスバッグを、なぜビジネスマナーの本は認めてこなかったのだろうか?
それは、ショルダー付ビジネスバッグではカジュアルな感じになり、ビジネスに相応しくないと考えられていることが、ビジネスマナーの本に紹介されていない主な理由である。またショルダー付ビジネスバッグは比較的安価であり、素材もナイロン製などが多く、印象的にもよくないと思われていることも影響していると考えられる。

 

たしかにスーツにビジネスバッグを掛けると、見た目はよくないかもしれない。
そんなことからショルダー付ビジネスバッグの活用は、「見た目」をとるか、「実利」をとるかという問題のように思える。
しかし、ショルダー付ビジネスバッグを実際に利用してみてどうだったかという検証がまったく行われていない。先入観だけで判断されている。

 

 

セキュリティの弱点を「脆弱性」と呼ぶ。
ビジネスバッグを手に持って移動すると、いつ電車の網棚や床に置くかわからない。そのことが脆弱性なのだ。
しかし、肩に掛けていれば、その脆弱性を極限まで減らせる。
ショルダー付ビジネスバッグを利用すれば、情報漏えいの主要因である「紛失・置忘れ」を確実に防げるのだ。
ショルダー付ビジネスバッグを活用しない手はない。

 

ショルダー付ビジネスバッグの利用は、実際に情報を運ぶ従業員に安心感を与えるはずだ。
いままで紛失・置忘れは意識の問題とされてきた。だが人間にはどうしても無意識の行為がつきものだ。そんな無意識な行為が生じないように、従業員は気を張り詰めていたに違いない。ショルダー付ビジネスバッグの利用は、不安におびえる従業員への救いの一手になる。
また、いままで口を酸っぱくしてセキュリティ意識を促していた組織にも安心感を与えるに違いない。
そして、何より、情報を肌身離さず運んでもらいたいと願う顧客にも安心感をもたらすはずである。

 

 

ビジネスマナーの本も、いつまでもショルダー付ビジネスバッグを無視し続けることはできないはずだ。誰が何といっても、いまはショルダー付ビジネスバッグが主流になっていることは事実だからである。
また、新型コロナ感染症を契機に、テレワークが加速していくことは明らかだ。
自宅にノートパソコンを持ち帰る人、パソコンを携帯しながらモバイルワークする人、サテライトオフィスに向かう人はドンドン増えていく。
その人たちは、パソコンをビジネスバッグの中に入れ、移動するのだ!

 

重要な情報が格納されたパソコンを紛失・置忘れしないために、また盗難にあわないために、その対策をみんなで考えなければならない。
こうした事実と時代の要請を踏まえ、ビジネスマナーはショルダー付ビジネスバッグの利用を、今後どのような形でビジネスマナーに織り込むか示さなければならない。

 

 

そして、私たちは情報の移動ということについても根本的に考え直さなければならない。
いまの時代、ビジネスにおいて、面談が主、移動は従ではけっしてないということだ。
情報の移動も重要なビジネス行為と考えるべきである。
移動中の紛失・置忘れ事故が多発しているのも、移動は従と考えてきたからだ。
これからの時代、取引先などと対面している場だけをビジネスと考えないことである。また、その場面だけをとらえたビジネスマナーにしないことだ。
顧客に見えない移動中もビジネスであり、ビジネスマナーの範囲なのである。

 

 

 

※情報セキュリティ時代のビジネスマナーのポイント

①情報の移動も重要なビジネス行為

②情報を持ち運ぶときは、ビジネスバッグを肩に掛け、電車の網棚などに「置く」という行為を防ぐ

 

 

 

いま、ショルダー付ビジネスバッグが主流になっている。
ショルダーをかけるリングが見える。

 

 

かなり高額のビジネスバッグもショルダー付だ。
バッグの中に、ショルダーが畳まれて入っている。
ショルダーをかけるリングは反対側のポケットの中に隠れていた。

 

 

 

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※「情報セキュリティ時代のビジネスマナー」は商標登録が認められました。

 

 

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