真剣に聞く=真顔ではない ー 「無表情な人」は怖い

2024.04.02更新

 

私たちは「人の話を聞くときは真剣に聞きなさい」と教わってきた。
しかし、真剣に聞く=真顔ではない。
真顔は怖いのだ。

 

 

表情がないからだ。

 

柳沼佐千子さんは、「『真顔』は他人から見ると『怖い顔』『感じが悪い顔』であることが多い」と言う。

空気を読まずに0.1秒で好かれる方法。

柳沼佐千子 朝日新聞出版)

 

 

表情がないと、なぜ怖いのだろうか?

 

表情は「顔や身振りに表れた内部の感情・気分など」(三省堂『大辞林』)だから、

その人が思っていることや感じていることがわからないから、怖いのだ。

 

大勢の人を前に話しをする人も、聞く側が「真顔」だと、自分の話を理解しようと思って聞いてくれているのか、そうでないのか、わからないかから不安になり、反応を見せない顔が怖く見える。

 

人は反応を見て、安心したり不安になったりするのだ。

 

「真顔」はどんなときにしているのだろうか?

 

自分一人のとき、あるいは自分の心に自分しかいないときではないだろうか。

 

集団で話を聞くときも、「聞く側に徹しよう」と考えると、自分の心の中に相手はいないから「真顔」になる。

 

しかし、話し手は大勢に話しているかも知れないが、理解を一人ひとりに求めている。

 

ということは、話し手と自分との一対一の場面であると考えてもいいのだ。

 

口には出さないものの、心で反応すれば、表情が生まれる。

 

集団の中でも一対一の場が形成されていることに気づくか否かかで大きな「差」が生じる。

 

 

 

じつは、表情を見せることも「しぐさ」なのだ。

 

「しぐさ」を辞書でひくと、「ある事をするときの態度や表情」(三省堂『大辞林』)とあり、「表情」が入っている。

 

話し手は、表情を見せながら聞いている人に必ず目がとまる。

好感を覚え、その人のことを知りたくなる。

 

集団のなかで話を聞くケースなどはビジネスマナーの本には書かれていないが、人に好かれようと思ったときには、はずせないポイントだ。

 

表情を見せられる人だったゆえに、上役の目にとまり出世した人は多い。

 

綾小路 亜也

 

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集団のなかでも表情を作れると、忘れられない存在になる から

 

 

 

 

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