時計を「見る」のではなく、「目に入れる」のがビジネスマナー

2024.07.22更新

 

腕時計を面談中にチラチラ見る人っていますよね。「時間がかかっている」「次の予定が気になる」といった気持ちが伝わります。時計を見ることは失礼なのです。

時刻を確認したいときは、「時計を見る」のではなく、「目に入れる」のがビジネスマナーです。

 

ただ、「目に入れる」動作は、やってみるとなかなか難しいのです。

どうしても視線が伴ってしまいます。

 

それでは、どうしたらよいでしょうか?

ここからが、自分の頭で考えるビジネスマナーです。

 

「相手の腕時計を見る」と答えが浮かんできます。 

うん、いいです!

 

相手のバックにある掛け時計を見るという方法も浮かびます。

これもOKです。ただ、視線は高くなるので注意が必要です。

 

こんなことを考えると、「時計を目に入れる」方法を、自分であれこれ試すようになります。

 

たとえば、両指を組めば、左の腕にある腕時計が現れ、目に入ります。

また、メモを取るとき、自然に左手は「グー」のように握った形になりますが、そのとき、腕時計も現れます。

すると、「時計を見るのではなく、目に入れる」状態を作るには、両指を組む、メモをとる状態を作ればよいことになります。

 

 

人それぞれ、自分にシックリ来る方法は違います。

だから、自分の頭で考え、自分にシックリ来る方法を選ぶという行為が必要なのです。

 

自分にシックリ来る方法を、あれこれ考えていく過程で、ビジネスマナーは自分のものになります。

 

世の中では、できる人、出世する人について、いろいろ言われていますが、能力的な差などたかが知れています。

その差は、自分の頭で考えることが、できるかどうかだけです。

 

ビジネスマナーは、人から教えてもらっても、身につきません。

 

「『できる社員』はビジネスマナーを鵜呑みにしない。自分で考え、自分で作り上げるものだと考えている」と、

拙著なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのかの冒頭で述べたことは、このことです。

 

綾小路 亜也

 

 

どんなときに、腕時計が現れるのか、確認しておくことが大事です。

 

 

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