異動で「白羽の矢が立った」と言われたとき、何を考えるか?

2024.04.27更新

 

「白羽の矢が立つ」は言われた人にとって悪い意味をもつことが多い。欠員が生じたときなど、誰かを出さなければならないとき、使われるからだ

怖い話だが、このことは「白羽の矢」の由来とも合っている。

 

白羽は「人身御供の伝説で犠牲者を指名する際に用いられたとされる矢」だったからだ。

転じて、多くの人の中から特定の人が指名されることを「白羽の矢が立つ」というようになった。

(『実用日本語表現辞典』から)

 

この言葉を言われた人は、どんなことを考えたらよいだろう?

 

じつは、私も「白羽の矢が立った」と言われた一人だ。

当時、私は業績が安定した課に所属していた。

一方、隣の課は業績が不安定で、いつもバタバタしていた。

あるとき、課長に呼ばれ、隣の課への異動を告げられた。

そのとき、使われた言葉が「白羽の矢が立った」だったのだ。

 

そのときはそんなものかと思ったが、のちのち考えてみると、私は課でそんな目立った存在ではなかった。

「白羽の矢」など立つわけがないのだ。

余剰人員だったのかもしれない。

 

会社社会では、自分で「白羽の矢が立った」と言う人もいるが、多くの場合、そんな会社側の事情が存在するのだ。

 

 

上司から「白羽の矢が立った」と言われる人は多い

 

会社から言われた言葉は、当初はわからないが、のちのちその意味に気づくことが多い。

 

その意味に気づくと、やり切れない気持ちになるが、ここがサラリーマンの踏ん張りどころだ。

 

落ち込んだ状況からの脱却の道は一つしかない。

「白羽の矢が立つ」をいい意味に戻すことだ。

 

「白羽の矢が立った」と言われたら、

本当に選ばれた人がやって来たという状況を作り出すのだ。

 

そんな状況を作り出せたら、会社は「君なら、必ずやり遂げると思っていた」「君をその部署に送り出した甲斐があった」と言うだろう。

はなはだ勝手な言い分だが、それが会社だ。

 

だが、けっして会社の思惑通りには昇進も出世も進まないところに、実社会のおもしろさがある。

 

 

「白羽の矢が立った」を言われた人は、会社の言葉どおりになるように頑張って、見返してもらいたい。

 

綾小路 亜也

 

 

 

 

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