2024.11.15更新
自己評価欄にまったく書けないときがあります。書くことがないのです。そんな時、潔く「成果が出ませんでした」と書いたり、スカスカで提出してしまいます。
自己評価を書けないとき、上手い手はないでしょうか?
考えたいことは、「成果」が出た、出なかったという問題と、評価用紙に「書ける」「書けない」という問題とは別問題だということです。
自分では成果が出なかったと思った場合にも、コツがあります。
まず、白紙の用紙に、箇条書きに、自分のやったことを書きます。
思い浮かべるだけ書くことです。
成果が出なかったとしても、取引先や新規工作先を訪問し続け、企画書を提出したり、ミーティングを重ねたりしたはずです。
社内でも、ミーティングや研修会などを重ねたはずです。
そんな「事実」を、日付、回数を思い浮かべて書くのです。
その「事実」を内容別にまとめたりして、自己評価欄に書いたらどうでしょう?
「事実」が書かれていれば、評価者は必ず目をとめます。
あとは、評価者がその「事実」をどう判断するかですが、一般的に「事実」が書かれている答案には、そんなに悪い点はつきません。
「事実」が書かれていない答案は、判断のしようがないから、極端に悪い点がついてしまうのです。
こうして「事実」を基に、一年を振り返れば、自分の行動は、けっこう捨てたものではないことがわかるはずです。
記入に際し、一点だけ、注意することがあります。
文章で「事実」を書かないことです。
そうすると、読む方は苦痛になるし、なにか言い訳がましく映ります。
あくまでも箇条書きで、やったことを簡潔に列挙することです。
(参考)
『コロナ後の「たった一つの出世の掟」』では、自分の継続した結果を示すために、次のように、「事実」を記載する例を挙げました。
販売店会議の企画と運営
2021年度 販売店会議○○回開催 新規会員数△△社
2020年度 販売店会議○○回開催 新規会員数△△社
2019年度 販売店会議○○回開催 新規会員数△△社
販売店会議開催という「事実」を取りあげたのです。
単に販売店会議を開催を示したに過ぎないと思うかもしれませんが、このような「事実」が示されていると、評価者は必ず目をとめます。
実際、販売店会議を開催し続けるということは、たいへんなことです。
そんな「事実」は堂々と示すべきです。
この「事実」を単年度評価として、自己評価欄に書くなら、販売店会議の開催回数、内容、工夫を凝らした点などを書けばよいのです。
このような形ならば、書けるのではないでしょうか?
綾小路 亜也
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