2023.08.26更新
人の印象は、報告の仕方とも密接に関わる。
私がみなさんにお話ししたいのは、報告の事実説明部分だ。
「切れる」と言われる人は事実説明が簡潔であり、そうでない人は事実説明が長いからである。
事実説明が長いと、報告自体も長くなり、上司から「要は何なんだ!」とイライラされる。
事実説明は、もちろんトラブルなどが生じたときは、できる限り詳細に起きたことを再現する必要がある。
しかし、そうでない場合は要約した方がいいと思う。
だが、私たちは事実を要約することを躊躇う。
私たちは「事実はできる限り詳細に話せ」と、どこかで誰かに教えられ、体にしみこんでいるからだ。
だから、事実を報告するとなると、何から何まで報告しなければならないように考える。
それゆえ話が長くなってしまう。
そこで、私からみなさんにちょっとヒントをお話ししたい。
私は、報告は事実だけを報告しなければならないときもあるが、
多くの場合は、上司などに、自分がその事実をどう解釈し、どう行動をとりたいか、お伺いを立てることを目的にしている。
そんな場合は、「解釈→行動」に直接結びつかない事実は切り捨ててよいと思う。
みなさんも、そのようにして事実を要約して話すと、報告が簡潔になり、相手をイライラさせなくなる。
また、そのような報告ができることで、上司から、あるいは会議の場で一目置かれる。もっと言うと「切れ者」に映る。
綾小路 亜也
報告の仕方については、
拙著『なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか』 で、
「『できる社員』は結論から話すのではなく件名から話す」という見出しで説明している。
『ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!』
人は要約する力を見て、その人の能力を判断する から
こっそり読まれ続けています
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