2025.05.24更新
ビジネスの世界にいると、その人が、どこの業種の営業の人かたいていわかる。金融関係の人か、商社の人か、メーカーの人か、システム関連の人かということだ。
ところが、どこの業種の営業の人かよくわからない人が、たまにいる。
営業っぽくないからだ。
じつは、そんな人は優秀なセールスマンであることが多い。
「できる営業社員」ということだ。
なぜ営業っぽくない人が、「できる営業社員」になるのだろう?
考えてみる価値はありそうだ。
それは、相手の身構え方にあるのではないだろうか?
たとえば、いかにも保険会社の営業といった人と接すると、相手は、「いつかは必ず保険の提案や勧誘を受ける」と身構える。
話も、保険の話に限定される。
ところが、営業っぽくない人と接すると、相手は安心感のようなものを持つ。
話も弾むし、業種を超えた話もできる。
その結果、営業への環境も醸成され、貴重な情報を得ることができるのはないだろうか。
つまり、営業っぽくない営業が、結果を生むということである。
その人、どこの業種の人かわかりますか?
そう考えると、私たちは「できる」ということを、ずいぶんと短絡的に考えてきたことがわかる。
しかし、それは無理からぬことかもしれない。
ビジネス書もビジネスマナーの本も、「できる社員像」を作ってきたが、よくよく考えれば、その像は画一的だからだ。
画一的な像からは、やはり「差」が生まれないのだ。
『なぜ「できる社員」はビジネスマナーを守らないのか』では、「できる社員とはどういう社員なのか?」と問い、「それは、いかにもその業種の人に見えない社員である」と結んでいる。
参考にしていただきたい。
綾小路 亜也
㊵ 「できる社員」とはどういう社員なのか? から
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