2023.08.28更新
役職が上がるということは、自分の管轄エリアが広がるということを意味する。
いままでチームを管轄していた人が課長に昇進するということは、課全体を管轄しなければならないことを意味し、課長が部長に昇進するということは、傘下の課まで管轄しなければならないことを意味している。
さらに役員となれば部まで含めた部門を管轄することになる。
つまり、役職は、一定のエリアを任されるだけなのか、それとも、もっと広いエリアを任されるのかによって決まっている。
出世した人は、広いエリアを任された人だ。
みなさんは、ここをおさえておく必要がある。
そう考えると、昔の参議院選挙ではないが、全国区という言葉が非常に重要な意味あいを持ってくる。
すなわち、「本社言葉」や「人事部言葉」を話す人は、会社の共通言語を話す人だから、全国区型の人ということになる。
また、会社が好むタイプの人も、それはまさしく会社が、と言っているように、全国区型人材なのだ。
全国区人材ならば、会社はどの部署、地域にも安心して送り出せることになる。
一方、選挙区型の人は、その部署、その地域は任せられるが、もっと広い部署、地域となると未知数となる。
私は、ここに出世の大きなカラクリが存在すると思ったのだ。
綾小路 亜也
『ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!』
選挙区型から全国区型人材となる から
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