2024.10.17更新
異動のタイミングを意識したことありますか?
「もう一年」と思うときは、今の職場を出るタイミングかもしれません。
「もう一年」は、異動するタイミング?
なぜでしょう?
みなさんが過去に在籍していた職場と、そこでの自分を考えてください。
みなさんはこんな経験をしてきたのではないでしょうか?
新しい部署に異動した一年目は、まだその職務に慣れていないので、
異動したいとか、したくないという気持ちではなかったと思います。
とにかく職務を覚えること、職務に慣れることに全力を注いだはずです。
また職場や外部の人との関係を築くことにも一生懸命になったと思います。
二年目を迎えると、
職務に慣れてきたことから、自分らしさというものが出てきたと思います。
職務への自信も湧いてきたのではないでしょうか。
みなさんは「これからだ」と思ったはずです。
そして三年目を迎えます。
三年目はその職場において成果へ向けた年度となります。
実際、みなさんも三年目に成果を上げたということがあったと思います。
問題は、次の四年目をどう考えたかです。
三年を経過したみなさんは、よほど性に合わない職場でない限り、「もう一年いたい」あるいは「もう一年いてもいい」と思ったのではないでしょうか。
みなさんがそう思う気持ちはよくわかります。
みなさんはその職場で脂がのってきて、もう一年いると、さらに成果が上がると思えたからです。
また、職場の環境にも慣れ、外部の人との人間関係もほぼできたことから、安心して次の年度を迎えることができると思ったからです。
過去の会社生活を振り返ってください
異動については、そんなみなさんの気持ちを大事にしてもらいたいと思いますが、同時に別の角度でさまざまなことも考えてもらいたいのです。
一つは、会社生活は無限に続くのではなく有限であるということです。
一定期間の会社生活の中で、一つの職場に長くいた方がいいのか、それとも、より多くの職場を経験した方がいいのか、そんなことを職場の在席期間が長くなってきたときに、よく考えてもらいたいのです。
また、一つの職場に長く在席すると、自分の仕事に慣れも生じてきます。
慣れを活かし「あと一年」と考えるのか、「そろそろ……」と考えるべきか、よく検討してもらいたいのです。
さらに言えば、自分のことばかりではなく、周囲の人のことも考えてください。
馴れ合いのようなものが生じていないか、自分の仕事の進め方などに不満が蓄積していることはないか考えてほしいのです。
それは、みなさんも経験しているかもしれませんが、
部署に配属されたばかりのときは、気持ちも張っていることもあり、意外と大きなトラブルは発生しません。
しかし、その部署での職務や環境に慣れてきたときに、大きなトラブルが発生することが多いからです。
そんなトラブルのせいで、せっかくの昇進のタイミングを逃してしまう人は多いのです。
そんなことを総合的に考えてもらい「もう一年残るべきか」を判断してもらいたいと思います。
自分の会社人生を俯瞰して考えるのです
重要なことは、それを、みなさんが決めるということです。
早く成果が出たということならば、その決断を早めてもいっこうにかまいません。
決断の際には、一定期間の会社生活の中で、自分の将来をどうしたいか、考えてください。
異動はもちろん、みなさんの気持ちだけでは決まりません。
しかし、みなさん自身がどうしたいかという気持ちを持つか持たないかによって、今後の会社生活は変わります。
出世の原点はここにあります。
みなさんが上をめざすならば、まず、この異動ピッチをみなさん自身が考え、異動の主導権をみなさんの手で握ることが必要です。
綾小路 亜也
『ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!』
もう一年と思うときが、出るタイミング から
異動のタイミングを自分で合わせる
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