心の拠り所を、サラリーマンはどう持つか?

多くのサラリーマンが学んできたことがある。
心の拠り所を人との関係に置かないということだ。

ところが、人との関係を心の拠り所にしていることは、けっこう多い。

「あいつには負けない」

「上司から評価を得たい」

「部下に好かれたい」

といった具合だ。

 

そのことはけっして否定されるものではない。

実際、それが自分の拠り所となり、仕事へのエネルギーにつながっていることも、たしかなのだ。

 

しかし、そのことが上手く回っているときはよいが、人との関係を拠り所にしていると、やがて傷つき、悩む日がやってくる。

同期の出世を目の当たりにしたとき、上司や部下の自分への態度を冷たく感じたときだ。

 

そうなると、心の拠り所が悩みの拠り所になってしまう。

 

考えてみれば、拠り所を人との関係に置いてしまうのは、無理からぬことかもしれない。

サラリーマン社会は、上司との関係、部下との関係、職場の人との関係など、すべて人との関係で回っているからである。

 

 

サラリーマン社会は人との関係

 

では、どうしたらよいのだろう?

『ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!』では、拠り所を自分にすることをすすめている。

 

頼みとなるもの、支えになるものは、自分ということである。

すると、自分を主体にして考え、行動するようになる。

自分が今、できることをするようになる。

人との関係にも悩まなくなる。

心も安定する。

 

私がそう考えるようになったのには、訳がある。

じつは、私は管理職への昇進が遅れたのだ。

援護射撃がなかったのかもしれない。

 

私は自分を頼りにし、今の仕事に全力を尽くした。

がむしゃらに仕事に取り組んだのだ。

周りからの評価もうなぎのぼりに上がっていった。

しかし、そんなことには目も向けなかった。

ある日、私が手にしたものは、ライン課長への異動通知書だった。

 

 

自分を頼りに、今の仕事に全力を挙げる

 

後々、気づいたこともある。

自分を頼りにし、今の仕事に打ち込むと、どういうことになるかということだ。

自分を表現できるようになるのだ。

自己申告書の「現在の職務」を、詳細に表現できるようになる。

 

じつは、このことには大きな意味がある。

会社は、たえず会社の需要に応える供給者を探しているからだ。

自分を詳細に表現できると、会社の需要に当たりやすくなるのだ。

 

会社社会は需要と供給で成り立っており、供給者になりえるのは、需要への必然性を充たす人である。

そのことを『コロナ後の「たった一つの出世の掟」』は、示している。

 

綾小路 亜也

 

 

自分を表現すると?

 

 

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