出世する人のキーワードは? ー タイミング・体質・対抗力・必然性

2024.10.08更新

 

出世する人には「タイミングを逃さない、出世しやすい体質を身につけている、優秀な人への対抗力を備えている、ポストへの必然性をもっている」という特徴がある。

どういうことか一緒に考えていこう。

 

出世する人の特徴は?

1.タイミングを逃さない人

出世とは、次の役職、次の役職へと階段を上っていくことだ。

 

ただ、次の役職は、今いる段とは高さが違う。

この段の変わり目が昇進なのだ。

 

実際には、階段をテンポよく上っていく人もいれば、足踏みする人もいる。

 

階段をポンポンと上っていく人は、職場での在籍期間と昇進時期が上手く嚙み合っている人だ。

だからテンポよく見える。

 

一方、出世に苦戦している人は、職場での在籍期間と昇進時期が上手く嚙み合っていないことが多い。

 

昇進のタイミングが合っていないのだ。

 

 

今までこうした見方はされてなかった。

出世が順調、いや苦戦しているで片づけられていたのだ。

 

 

出世に苦戦している人は、どこかの部署での在籍期間が長くなっていることが多い。

 

それにはさまざまな要因がある。

職場で重宝がられたということもあるし、組織運営のことを考えた結果かもしれない。

職場の居心地がよかったため「もう一年」と思い続けたのかもしれない。

 

そんな人でも、その職場を出るとき、苦労の甲斐あって、昇進して転出するならば問題はないが、

現実はそうとは限らない。

 

多くの場合、次の役職への適齢年齢を過ぎてしまっているからだ。

 

 

こうした現象を防ぐのはなかなか難しいが、次の役職への昇進時期を迎えたときは、しっかり昇進しておくことが何より大切だ。

 

その為には、一定の在籍期間が経過したときは、転出するという考えを持っておくことだ。

 

 

異動は自分の気持ちだけでは決まらないが、出世のタイミングを自分で合わせるという考えを持っておく必要がある。

 

 

ビジネスマンが見た出世のカラクリ 出世はタイミングで決まる!』から

 

 

階段を一段上ることが出世だ

2.出世しやすい体質を身につけた人

今の昇進は、部下、職場の人、関係部署など、その人を取り囲む人たちの意見を聞いて決められる。

 

つまり、その人の評判を基に決まるということだ。

昇進させて「しまった」という事態を防ぐためだ。

 

ということは、

出世に苦戦している人は、誰かが昇進に異を唱えたのだ。

 

じつは、私たちはこのことを実感している。

 

できる人でもクセがある人は出世していないからだ。

そして出世する人はどこか似通った雰囲気をもっていると感じている。

 

 

今の時代、出世する人は、言動が周囲の人に好意的に受けとめられた人だ。

 

それは、ちょっとした「しぐさ」で判断された。

その「しぐさ」は、人より「ひと考え」浮かび、「ひと手間」かけた結果だ。

 

 

「出世しぐさ」のすすめから

 

 

出世する人の雰囲気は似ている

3.優秀なへの対抗力を備えた人

優秀な人といえば、まず頭に描くのはエリートたちだ。

 

私たちは、言葉巧みに企画、アイデアを出す彼らの存在感、そして表現力に圧倒される。

その結果、ほどほどの出世をめざしてしまう。

 

しかし、エリートにも弱点がある。

最大の弱点は実体を作り出せないということだ。

実際、エリートたちのアイデアばかりで、実体を作り出せなかったために、破綻した巨大企業がある。

エンロンだ。

 

関連記事:結果よりアイデアを重視したエリート集団 :『エンロン崩壊の真実』から

 

 

企業は実体を作ることで成り立っている。

実体を結果と置き換えてもいい。

この実体を作る存在感で、エリートたちを圧倒するのだ。

 

 

エリートたちの表現は巧みだが、それは話し方が巧みだということだ。

しかし、企業が本当に知りたいことは話の中身にある。

現場で知り得たことを、自分の言葉で話すのだ。

それがエリートたちの表現力に勝つということである。

 

 

実際、現場の情報を自分の言葉で話した人が抜擢された例は、枚挙にいとまがない。

 

優秀な人に臆してはならない。

優秀な人への対抗力を持ち合わせた人が出世するのだ。

 

 

エリート社員に打ち勝つ! あなただけの出世術から

 

 

実体を作り出す存在感で圧倒する

4.ポストへの必然性をもつた人

私たちは、優秀ならば出世できると思い込んでいる。

 

ポストに余裕があったときは、優秀な人ならば出世できた。

しかし、今はポストに限りがある。

ということは、優秀な人でも出世できなくなっているということだ。

 

この点をビジネス書は真向かいしていないような気がする。

あくまでも優秀な人にこだわり続けている。

 

 

今の時代、出世するには、ポストへの必然性が必要だ。

実際、企業もポストへの必然性を基に、ポストにつく人を決めている。

 

この必然性を難しく考える必要はない。

そのポストで結果を出せるということだ。

 

厳しい経済環境下、結果を出す必然性はますます求められていく。

 

綾小路 亜也

 

 

コロナ後の「たった一つの出世の掟」から

 

 

今の出世は、必然性で決まる

 

 

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出世しやすい体質を身につけた人
「出世しぐさ」のすすめ

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2024年10月8日 | カテゴリー : 出世する人 | 投稿者 : ayanokouji